広報紙発行の本音?…経営方針をたたき台!!【第5回“紙ブログ”広報セミナー2014】

  毎月第4金曜日の夜に開催している「“紙ブログ”広報セミナー2014」ですが、前回(5月)のセミナーでは「よい紙面は“組織(会社)の指針”に導かれて…」ってことでしたが、じゃあ具体的に、どんな指針で自分たちは仕事(運営)をしているの…?ということで、6月度セミナー(6/27)は具体例として「番外編」で「フジイ企画の概要と現在の取り組み」というテキストを進呈してお話させて頂きました。

フジイ企画のプレゼン資料をチャッカリ利用…
 何で…って、実はこの数日前、ある仕事のコンぺでちょうど当社のプレゼン資料を提出したばかり。この「フジイ企画の概要と現在の取り組み」は入札のための資料なんだけど、当社の考え方と方向性を示したもので、フジイ企画を知ってもらうには“もってこい”だったので(宣伝してすみません)、テキストとして使うことに…。
 
発行するにはやっぱり方針と計画が必要だから
 でも、これには当社の営業方針から社報発行への経過も記載してあって、当社が皆様にお配りしている社報『“紙”ブログ』やブログニュースのコンセプト作りの原点なのです。広報紙を継続して発行し続けている会社や団体やグループは、基本的に発行する基礎となっている運営方針(企業なら「経営方針」)と運営計画が必ずあります。今回はいい機会だったので“実例”から考えよう…ということで俎上に乗せさせていただきました。
 
シビアな課題も見えてきて…
 参加者の細川さん(ワーカーズコープ社長)、毎月来て下さっているので、シビアに業務の考え方を見ていただく機会。前回は、細川社長にワーカーズコープの特徴を根掘り葉掘りお話いただいたので今回はウチが…。今の『“紙”ブログ』の編集方針と紙面があるのはここから…って話、面白かったかしら? ちょっと宣伝のしすぎ~!? でも、いつでも色々な“課題”満載ということもわかったのでは。
 
まず広報紙づくりの「本音の目的」をみてみよう
 なんだかフジイ企画の会社説明会みたいになってしまった感がありますが、こういった「経営計画・指針づくりが紙面の中身作りと連動している」ということなんですね。広報紙づくりを始めよう!といったときに、「どんな記事にしよう…」と言う前に、まず広報づくりの「本音の目的」を明らかにしてみては…。
 ちょっと固い内容に見えるかもしれませんが、このセミナー、お菓子を食べながらざっくばらんに話し合って進行しています。来月も7/25(金)の18時からセミナーを予定しておりますので、ぜひぜひお気軽にお越し下さい!(な)
 
 
フジイ企画の概要と現在の取り組みとは
 今回のお話は、当社の一例ということになります。指針をまとめるにあたって、当社では下記の4つの項目に振り分けました。インデックスのみご紹介します。
 「①会社概要」。ここでは、取り扱い品目、業務内容のほか、向かうべき方向性も記載。例えば、エンドユーザーまでの一貫生産を重視していて原則的には下請け仕事はしないこと。
 「②近年の動向・ニーズとそれに対する会社の考え方」。世の中もう紙媒体は必要ないといった「動向」に対して当社がどう考え、どんなアプローチをしていくか…など。
 「③商品・サービスの特徴」。宣伝メディアを振り分け、ネットにはない印刷物の特性を徹底的に検証し、必ず効果を出す広報物づくりで評価…など。
 「④今後のプラン・目標」。ペーパーレス時代での紙広報物の意義と価値を理解し、必要とするお客様に特化し『納得』の紙面づくりを提供するという方針…など。
 そうすると、あとはそのための仕組みはどうするのかとか、受注ラインを見直す必要があるんじゃないのかとか、そういった具体的な課題・目標を提起、そしてそのためのニュースの編集方針の確立。


新聞の『右開き』『左開き』の基準ってどうなの?[編集サロン]

20140701学校新聞は学期途中の発行って合理的でいいね
 ようやく7月。でも、もう大分前から真夏ですね。当社にとってこの時期は学校のPTA新聞が追い込みの季節です。大体の学校は休み前の終業式(夏・冬・春休み前)に発行するのですが、お客様の中には学期の途中(中学校なら中間テスト前後でしょうか)に発行されるところもあります。本音ところを言えばこの時期って合理的でいいですよ。(こっちも仕事が集中しなくて楽ってか?…それもあるけど)。ではなく新入生や学年を迎えてしばらくたった時っていうのは父母にとっても何事も動き始めたころ。一番情報がほしい時です。新鮮なタイミングに発行するのはグー。

 日本語文章の基本は縦組み。タテヨコ両方あっても『右開き』が基本
 6月前半に納品を完了させていただいた、そうした学校の広報委員長さんから一本のお電話がありました。何か起こったか!?と話をお聞きしてみると…。
 「当校のPTA新聞は『ヨコ題字』(「○○新聞」という題字がヨコ組み)なので紙面を開く方向は左じゃないか(左開き)」って…言われたとのこと。日本語の新聞は文章は縦組み。左から右へめくる『右開き』が基本。当方は「これで正しいんですよ」ってお話になったのですが、写真のようなPTA新聞の組み方の場合、結構悩む人多いかも…。

 『題字』がヨコ組みでも基本がタテ組みだから…
 このお話、もともと『題字』だけのお話だったので、ちょっとお話が違うかもしれないけど、全ての記事がヨコ組みだった場合(欧文新聞など)は当然右から左へめくる『左開き』です。

 この紙面の場合『右開き』『左開き』どっちなん?
 でも日本人ってタテヨコ“両刀遣い”でね。同じ紙面(新聞)の中でもタテヨコ混在してて、こんな時迷っちゃうね。特にこの(例)ように、見開き2ページ分が先生紹介コーナーで横書きで紹介されている場合…つまりヨコ組みの方が多い。でもこれ、基本的に文章というわけじゃないからこのページだけみれば、右開きでも左開きでもいいんです。紙面全体が横組みの場合は『左開き』になりますね。でも今回は1面記事がタテ組み記事を基本にしているから、これはやっぱり『右開き』です。

タテヨコ“両刀遣い”のすごい日本の『新聞文化』
 日本語新聞は近代以後、タテヨコ混在になったからレイアウトに相当な自由度があるんですよ。新聞100年の歴史で、これの複雑であっても美しい編集セオリーが作られてきた。欧米の新聞ではこんなことできませんよ。これってスゴイ文化だと思いませんか?

実は日本のマンガ文化もそう。右開きで相当複雑なことやってますよ。その点についてはバックナンバーで取り上げてみたのでアドレス書いておきます。是非お読みください。



皆様の思いが伝わる紙面に…【「けやき通りまちづくりの会」定例会に初参加】

 ブログ読者の皆様にはいつも地域コミュニティ紙『三国の丘からの風』のご報告させていただいているですが、私が担当になってもう1年以上。でも、まちづくりの会の役員さんとお会いしたことがあるのは3人の方のみ。このコミュニティ紙の方向性と皆様の思いを聞く「いい機会」だと、昨日初めて月例の「6月定例会」に参加させていただきました。

 会場は役員さんのご自宅内にある集会場で、そこに集っての定例会。残念ながら全員の方とお会いすることはできませんでしたが、実際に皆様にお会いしたことで臨場感のあるお話を聞くことができました。(キョーコ)
 
地域をよくするさまざまな思いを議題に
 議題は、もちろんコミュニティ紙『三国の丘からの風』の次号の進行状況の報告と編集内容の話もありましたが、秋のイベント行事の進め方(以前なら「天王貯水池での文化の集い」)や、まちを美しくする活動や防犯巡回など。実際に地域に住んでいらっしゃる方ならではの課題やエピソードがたくさん。もっと先の時代を見据えた活動について、「こんなん出来たらいいと思うんやけどなぁ。」「それやったらこういうのもあるよ!」と、どんどん繋がっていきます。
 
地域活性化の取り組みと、皆様の生活感覚を伝えたい
 私たちも、『三国の丘からの風』の編集を通じて、皆様の地域活性化の取り組みと、皆様の生活感覚(まさに三国の“風”?)を紙面にどう反映させるかを、じっくり考える機会をいただきました。「まちづくりには、夢やロマンがないとねぇ!」とみなさんニコニコしながら話してらっしゃいました。こんな思いが伝わる紙面にしたいなぁ。



お客様の「不安」「不満」に立ち向かう仕組みづくり【2014.6月度早朝営業会議】

  梅雨入りしたとはいえ、あまり雨も降らず過ごしやすい日が続いていますね。気温も平年並みだとか。夏は「暑すぎる!」というイメージしか最近はないのですが、まだ初夏。もうしばらくはこれくらいの気温であって欲しいですね。

 6月11日は6月度の早朝営業会議でした。前回5月の会議の続きですが、作業の進め方や紙面作りの方向性について「お客様とのコミュニケーション重視」を基本としながらも、受注後は作業手順が先行して、お客様の「不安」「不満」に気づかず〝手遅れ〟(?)になることが大きな課題だったのですが…。(キョーコ)
 
忙しくて対処しようがない!? お客様の「不安」「不満」
 ところが本音のお話、作業工程に入るとどうしても納期最優先になるので、お打ち合わせに時間をかけるよりも早期に処理することを重視します。つまりこの段階で、もし仮にお客様の「不安」「不満」に気づいていたとしてもほとんど対処しようがないのですね。で、もう一度議論した結果、この問題は受注前と納品後の取り組み方が一番重要で、それができれば解決できると改めて気が付きました。
 
『肌で感じる編集サロン』は何のため
 ところで、今までブログで発信している当社の『肌で感じる広報紙編集サロン』は、このような課題にも対処できるんじゃなかったっけ…。その目的も確かあったよね。ただ、一般的に製造業ってのは、受注→製作→納品で完了っていう常識があるから、その間はお客様に対応していても、その後を意識しなければそこで終わってしまうのです。ここを見直さなければいけないんじゃない? ということで、図表のような内容の仕組み化を行いました。
 
アンケートを組み合わせてお客様にフィードバック
 お客様は不安・不満をあまり言ってくれないので、ご意見をタイムリーに汲み取るために、納品時にアンケート記入をお願いし、早期発見、早期解決(?)に繋げよう!ということになり、今回は、『肌で感じる広報紙編集サロン』と『“紙”ブログ』をツールとして組み合わせて、“休眠時期”をしっかりシステム化。お客様にフィードバックできる態勢について具体的に話を進める事が出来ました。これにより、”良い”だけではなく“納得”の紙面づくりと迅速な工程管理の両立が可能になりるはずです。1つの問題解決が、他のお客様にも役立つ情報となるよう、ブログの『肌で感じる編集サロン』もバージョンUPしていきますね。
 新しいことは期待も大きい分不安も大きい。といった感じで、今回の会議は何だか少々興奮気味に終わりました。

2014年早朝営業会議エピソード
【2014.1月度】2月から新『編集セミナー』を開催します http://www.fujii-net.com/?p=342
【2014.2月度】お客様が成果を出せる体制をhttp://www.fujii-net.com/?p=352
【2014.3月度】顧客から選別される時代の営業http://www.fujii-net.com/?p=358
【2014.4月度】小さな会社でも責任分担と権限が必要http://www.fujii-net.com/?p=366
【2014.5月度】“よい”より“納得”の紙面と工程づくりhttp://www.fujii-net.com/?p=372
【2014.6月度】お客様の「不安」「不満」に立ち向かう仕組みづくりhttp://www.fujii-net.com/?p=376
【2014.7月度】お客様のお悩み解決と紙面の向上のアンケートをhttp://www.fujii-net.com/?p=382
【2014.8月度】“受注時コミュニケーション”マニュアル?http://www.fujii-net.com/?p=389
【2014.9月度】本当に頼りになるHPづくりに着手http://www.fujii-net.com/?p=407
【2014.10月度】「価格表」のHPでの公開を議論http://www.fujii-net.com/?p=765
【2014.11月度】HPのリニューアル=経営指針の具体化と連動!!http://www.fujii-net.com/?p=769
【2014.12月度】新ホームページの枠ぐみができましたhttp://www.fujii-net.com/?p=772



第5回『“紙ブログ”広報セミナー2014』(6月27日)開催のご案内

20140609

  6月に入りすっかり「真夏」になりましたね。まだ初夏のはず…。これでは7・8月が思いやられると思ったら…僅かに涼しくなり早々梅雨に突入してしまいました。

 さて、またまた『“紙”ブログ広報セミナー』のご案内です。毎回お知らせしている通り、2014年のセミナーは【ネット時代の“紙”広報コミュニケーション】ということで、これからの“紙”広報物の意味と価値を知って、最大限効果を発揮するための方法を参加者の皆さんと考えていこう、という趣旨です。
 
人、技術、ポリシーなどコミュニティのメンタリティを伝える
 本年に入ってから、このセミナーに参加される方も連続参加など固定化されてきているので、最近では参加の方の前回課題を通じて、具体的に内容を進化させる方式にしています。
 そこで第5回のテーマは表題の「人(仲間)、スキル、キャラクターを伝える」です。
 前回(第4回)テーマは『企画前に“自社をよ~く見つめる”』(報告ブログ参照)でしたが、今回はここで整理した経営指針(方向性)や今後の経営(運営)計画にそって、人、技術、ポリシーなど、コミュニティ(会社)のメンタリティの側面を紙面に表現するためのカテゴリーづくりを考えていきます。
 
これからは前回テーマを進化させていきます。
 …ということで、各回のテーマは前回セミナーに沿って、その都度、実践的にしていくことになります。もちろん、全体テーマは変わらず、皆様のご要望と課題に応じて、切り口を臨機応変に変えていきますので、初めての方でも十分ご理解いただける内容になっています。広報物にご興味がある方なら是非ご参加ください。
 
『“紙ブログ”広報セミナー2014』(5)
日 時 2014年6月27日(金)
     18:00~19:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名
内 容 ①「人(仲間)、スキル、キャラクターを伝える」
       ブログ・SNSを生かした紙広報物の作り方
    ②実践編「皆様の広報紙を考える」
     もしお持ちでしたら、皆様がこれまで発行された広報紙をご持参ください。
テキスト 小冊子『肌で感じる編集サロン』など
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名 
 
お申込み方法
以下のアクセスで「お名前・ご住所・お電話番号・ご参加人数」をお願いします。
イベント案内で発信しています。facebookご利用の方はここからでもお申し込みできます。
当社HPのメールフォーム】『なんでもメール』
【E-mail】info@fujii-net.com 
【お電話】フジイ企画TEL:072-227-2790(受付時間:平日 10:00~17:00)



まず自社(組織)をよ~く見つめて【第4回“紙ブログ”広報セミナー2014】

 あっと言う間に5月も終わり、いよいよ6月です。この時期社内では、夏発行に向けての広報紙制作が重なり、春先に比べては少し忙しくなります。体調管理に気をつけたいですね~。

 さて、5/23に開催予定だった『第4回“紙ブログ”広報セミナー2014』ですが、毎回参加の細川さん(ワーカーズコープ社長)のご都合に合わせて、30日(金)に開催することになりました。少人数なので少し寂しい気もするのですが、反面、距離が近くて個別の事例でお話できるのがこのセミナーのいいところかも…。(な)
 
『紙面』に目指す方向性を持たせるために…
 たびたびお知らせしている通り、このセミナーは「“紙”広報物の意味と価値を知って、最大限効果を発揮するための方法」を参加者の皆さんと考えていこう、という趣旨です。広報紙発行の目的は…色々ありますが、端的に言えば企業さんならやっぱり「営業ツール」ですよね。ではそのために、どんな紙面を作ればいいの?何から始めたらいいの? そこで今回のテーマは、広報紙づくりの前段階として、「広報紙づくりを始める前にまずやっておきたいこと(押さえておきたいこと)」をもう一度具体的な質問項目を作って進めていきました。
 
紙面づくりの前に下記の項目を埋めてみて…
 そこで今回は左記の5項目の設問をつくって記載していただくことからスタート。「①仕事の内容は?②自社の特徴は?③他社との違いは?④自社の方向性・理念・ポリシーは?⑤仕事のスキルアップの方法と成果は?」。この質問に具体的に答えを埋めるにつれ、自分のやっている仕事を整理できますし、徐々に営業方針も浮かび上がってきましたね。…でも、これって社報の記事になるの?
 
自分と会社の方向性を見つめるところから
 当然これ、そのままでは記事にはなりませんね。ではなぜ、こんな質問に答えるの? 例えば細川さんにご回答いただいた「①仕事の内容」について見てみると、建築施工は協力者ネットワークで→ブローカー?→いやコンサル重視だ。で「②自社の特徴」は「お客様の相談の内容を時間をかけてよく聞く。でも工事は速くする」です。これって、会社の自己分析と経営理念・指針づくりに似てませんか? 
 
よい紙面は“組織の指針”に導かれて…
 社報はひとまずおいといて…!?  まず会社が取り組む必要のあることはこれからの経営の方向性ですよね。つまり効果的な紙面づくりは(編集方針)は、これに導かれていきます。さて、ここからが紙面企画です。例えば「お客様の相談の内容を時間をかけてよく聞く。でも工事は速くする」なら「わが社の誇り」をテーマとしたコラムが作れますよね。
【例】会社の全体像→笑いの絶えない会社→『スマイル家族コーナー』
【例】営業方針→営業先を経営者個人に絞る→『社長の隠れ家』コラム …など 
 こういったように、効果的な紙面づくりは、経営計画や事業計画といった「会社方針」に導かれていきます。紙面の中身づくりで大切なのは、まず自社(組織)の特徴と方向性を見つめ直すところからですね。



読者からのメールってうれしいね『三国の丘からの風』2014夏号(7月)公開編集会議

  5月だというのに末には最高気温が30℃を超えてしまいましたね。5月28日もじりじりとした強い夏の陽射しを感じる中、地域コミュニティ紙『三国の丘からの風17号』の公開編集会議を行いました。今回は、「けやき通りまちづくりの会」の役員の方2名と私という少人数の参加で、いつもより短時間で会議は終わりましたが、でも、ちょうど会議前日に、読者の方から地域の方のご紹介メールをいただくなど、なんだか暖かい気分になりました。(キョーコ)

今回は役員さんだけの参加だったけど…
 『三国の丘からの風』も、はや17号となり、5年目(年4回の発行)に突入しました。しかし私は、フジイ企画でお世話になり始めてた昨年からこの紙面を担当する事になったので、まだ1年ほどしか経っていません。1年経ってようやくこの公開編集会議や、工程に慣れてきた?という感じです。 『三国の丘からの風』は、「地元を大切にしたい、地域の交流を深めたい」という思いで作られているコミュニティ紙ですので、その地域に関わる方・内容をテーマに取り上げているのですが、記事が少なくなってしまう場合もあり、「まちづくりの会」の方も記事集めに奮闘されています。
 
 読者の方からのメールって嬉しいですね。
 そんな中、読者の方から、「紹介したい人がいるから記事に取り上げて欲しい。」というメールを頂いたのです! 読者の方からの直接の連絡に、嬉しくてすぐに返信させて頂きました。この編集会議では、次の夏(17号)号の紙面内容ついての話がスムーズに進んだところで、この事をお伝えしました。もちろん役員さんも「こういう反応がもらえるとうれしいね~。」と喜んでいらっしゃいましたよ。読者の方から、直接の反応が頂けるのは本当に貴重な事です。この繋がりがどんどん広がれば、力強い地域になっていくのだと思います。
 
 これからも編集会議は公開です。フェイスブックなどで今まで通りご連絡いたしますので、ご興味・ご意見・アイデアのあるかたは是非、ご参加ください。



“よい”より“納得”の紙面と工程づくり【2014.5月度早朝営業会議】

 5月に入り、日中は夏日という日もちらほらしてきましたね。そんな時期なのに私は大風邪をひいてしまいました(ウイルス性の気管支炎だそうです)。5月初旬に報道されていた山火事のニュースで知ったのですが、冬も空気は乾燥していますが、春(4月~5月初旬)も同じくらい乾燥することがあるそうですね。私の風邪ものどの痛みから始まりました。気管支炎は2週間ほど長引くようですので、皆さんもお気をつけください。(キョーコ)

お客様の入れ替わりに焦点をあてると見えてきたこと
 ということで、5月度の早朝営業会議のご報告が大変遅くなってしまいました。新しい年度になって早や1か月。当社のお客様も担当の方が変わられたり、また新しいお取引先が増えたり、と新年度の対応に追われています。そんな中で今回の焦点の一つ、今まで長くお付き合いさせて頂いていたお客様との仕事がいくつかが無くなってしまうことに…。
 中でも象徴的なのがコンクール受賞後の「永くフジイ企画さんと一緒に紙面作りをして、ある程度自分達で作りたい紙面がわかってきた。2年連続で広報紙コンクールで受賞したのを機に、自分達だけで紙面を作りたい。」と卒業(!?)されたこと。
 
一様ではないお客様の要求を見定める力を
 こういうケースは今までなかったことです。でも一方で、今までの状況と変わったのにフォローしきれなくて、お客様が頭を抱えていることに気がつかなかった…というのもありました。フジイ企画にとって仕事の中身というより作業工程の前後の対応にまつわる新しい課題です。実際にできあがった紙面の善し悪しだけではなく、工程についてお客様がどう感じられたかを、あまり汲み取れていなかったのかもしれない。お客様の要求については一様ではないとの感触はいつもあったのですが、それをもう一歩システム化する必要も…。
 
商品より工程前後のコミュニケーションを重視
  当社はこれまでも、工程に入る前にお客様と作業の進め方や、紙面作りの方向性についてレクチャーと打ち合せ重視して入稿に入るのを基本にしていましたが、いつも作業手順が頭にあり、ここをキッチリシステム化するまでは至ってませんでした。
 印刷会社はどこでもそうですが、入稿後の作業工程に入ると納期優先になるので、紙面の修正についてのやり取りも短時間でしかできず、打ち合せよりも早期に処理することを優先にします。つまり、問題があっても、今後もこの段階ではあまり変えることができません。
 ではどこで? となると前と後。…つまりお客様それぞれ個別の課題とテーマへの対応は工程前と納品時(後)が重要になってくることに改めて気がつきました。
 
お客様の不安・不満の解決からスタート
 そこで今回は、工程前の打ち合わせと納品時(後)に焦点を絞った、対応策をシステム化することになりました。工程前の要求ポイントと問題の把握、納品後のお客様の感想、運営の改善点、そして運営などを聞き取れるシートをお渡しするなど、タイムリーにご意見を収集できる方法を論議しました。これにより、お客様が感じる不安・疑問点の早期解決をめざし、“よい”紙面より“納得”の紙面づくり、迅速であることとコンサルの重視の両立をめざします。この課題解決こそが今後の飛躍の第一歩だと感じています。
 

イメージ写真=府立市岡高校PTA広報委員会(5/24)

2014年早朝営業会議エピソード
2014.1月度】2月から新『編集セミナー』を開催します http://www.fujii-net.com/?p=342
【2014.2月度】お客様が成果を出せる体制をhttp://www.fujii-net.com/?p=352
【2014.3月度】顧客から選別される時代の営業http://www.fujii-net.com/?p=358
【2014.4月度】小さな会社でも責任分担と権限が必要http://www.fujii-net.com/?p=366
【2014.5月度】“よい”より“納得”の紙面と工程づくりhttp://www.fujii-net.com/?p=372
【2014.6月度】お客様の「不安」「不満」に立ち向かう仕組みづくりhttp://www.fujii-net.com/?p=376
【2014.7月度】お客様のお悩み解決と紙面の向上のアンケートをhttp://www.fujii-net.com/?p=382
【2014.8月度】“受注時コミュニケーション”マニュアル?http://www.fujii-net.com/?p=389
【2014.9月度】本当に頼りになるHPづくりに着手http://www.fujii-net.com/?p=407
【2014.10月度】「価格表」のHPでの公開を議論http://www.fujii-net.com/?p=765
【2014.11月度】HPのリニューアル=経営指針の具体化と連動!!http://www.fujii-net.com/?p=769
【2014.12月度】新ホームページの枠ぐみができましたhttp://www.fujii-
net.com/?p=772



久々の編集打ち合わせで外出…法円坂法律事務所を訪問

 5月も後半に入り、夏が近づいているのを感じます。もうすぐ梅雨だからなのか、最近は天気が崩れやすいですね。

 さて先週の21日(水)、今回はフジイ企画のお客様である「法円坂法律事務所」さんを久々に訪問させていただきました! 目的は、夏と冬の年2回に発行している事務所ニュース『The法円坂』の打ち合わせです。入社から丸2年が過ぎましたが…と同時に私が担当させて頂いてからも同様に2年近くお世話になってます。(な)
 
普段は“内勤”で版下製作してま~す
 私は、基本的には内勤で版下製作を担当しているので、外へ出て行くことはあまりありませんが、法円坂法律さんとのお打ち合わせは私がお伺いさせて頂いております。他の仕事では、営業担当や社長が訪問するのが基本です。私にとっては工程中のお電話のやりとりは多いのですが、最終的には相手のお顔も分からないまま納品を終えることがほとんどです。でも法円坂さんとは毎回顔を合わせることで、おかげさまで皆さんのお顔や仕事も覚えてきました!
 
読者がファイリングして残してくれる紙面づくり
 事務所ニュース『The法円坂』の全8ページの内容は、弁護士先生の『時事ノート』を中心に、お取引先の方のご依頼原稿や事務局員の『ひとこと』など“読み物”(文章)中心の紙面です。工程でちょっと違ったところ、といえば最終製本時に2つの綴じ穴を空けて納品させて頂いていることでしょうか。これは、読者の方が読後に簡単にファイリングできるように…というお話から始まったようです。記事の“記録性”も大事にする紙面づくりですね。
 毎回楽しみにされている方から、感想のおたよりもたびたび頂くのだとか。ファイリングできる仕様でバックナンバーを「集める楽しみ」もあっていいですよね。
 
担当の方とのコミュニケーションが大事
 私が打ち合せから参加させていただいてるのは、この“読み物”中心の紙面づくりということもありますが、紙面づくりにあたっては、毎回早めに編集会議を開いて紙面割やご担当の弁護士の方と事務局の方を決められていること。そこで私も担当としてよりコミュニケーションを密に…ということで勉強させていただいています。
 今号のご担当として、事務局の吉田さん、角野さんと、弁護士の高橋先生がご対応くださいました。角野さんと高橋先生とは1年振り、吉田さんとは初めてのご対面でした。これからもよろしくお願いします。
 
 写真=(左から)吉田さん、角野さん、高橋先生と私。最後に社労士の鈴木さんに写真撮影をお願いしました。(無理を言いましてすみませんでした。)お忙しい中お時間をとって頂き、ありがとうございました!



堺市立市小PTA紙『いこいの森』がコンクールで『共生賞』(2年連続入賞)!!

大阪府PTA協議会第10回広報紙コンクール|PTA新聞、会報、社報、機関紙づくり、広報紙コンクール入賞はフジイ企画(大阪) 大阪府PTA協議会主催の第10回広報紙コンクールにて、フジイ企画のお客様である堺市立市小学校のPTA広報紙『いこいの森』が、部門賞である『共生賞』を受賞されました!小学校の部のエントリー数は83校でした。『いこいの森』は、昨年のコンクールでも「銅賞」を受賞されていますので、今年で2年連続の入賞です。特にここ数年は、この時期になるとお客様の受賞ニュースを聞くことができて、私達もとても嬉しく思います。(な)

地盤が整っている今だからこそ新たな挑戦を

 実はこの受賞ニュース、市小学校の広報委員さんたちが先日来社された際にお聞きいたしました。市小学校は現在フジイ企画がお世話になっている学校の中で、一番永くお付き合いをさせて頂いております。約10年くらい…!?最初の頃は記事の扱いから委員の運営まで、色々と山あり谷ありだったようですが…。歴代の委員さんたちのがんばりのおかげで、徐々にスムーズな制作工程で進行できるようになりました。私自身この一年間かかわらせて頂きましたが、年度が変わって委員のメンバーが入れ替わってもスムーズに進行できるのは、引き継ぎの体制がしっかりしているからなのだなと感じました。

フジイ企画とはお別れですが、これからも応援します

 表彰式は先週の土曜日(5/17)に行われたようで、昨年度委員長のYさんから早速お写真をいただきました。なんと、全国版の広報紙コンクールにも推薦を頂けたとのこと…。そんな勢いのある『いこいの森』ですが、これから一歩飛躍するために制作体制を一新されるとのことです。つまりフジイ企画にとっては、しばしのお別れ(?)ということになってしまいますが…。ですが、委員さんの「地盤が整っている今だからこそ挑戦したい」という言葉からは、紙面づくりに対する熱意を感じました。これからも皆さんの広報紙づくりを、ぜひ応援したいと思います。

*広報紙コンクールとは?

大阪府PTA協議会傘下の公立幼稚園、小学校、中学校、一部高等学校で一年間に発行された広報紙を対象に、PTA広報紙の持つ目的・使命・記事・編集・レイアウト・見出し・文章などを総合的に審査するコンクールのこと。