みんなで一つの方向に向かう【早朝営業会議1~3月のこと】

社内の「ボヤっ」としたことも共通言語に変える

1~3月早朝会議のイメージ永らくのご無沙でした…元気で営業中です
皆様、お久しぶりです。昨年年末にご報告させていただいてから、かれこれ3カ月以上のご無沙汰になりますね。もうフジイ企画はなくなったのか…と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
しかし当社はずっと営業を続けております。皆様に近況をお知らせできなかったのは、年末から新年にかけて、新規の書籍関係の受注に加え、スタッフの入れ替わりでNEWS記事を書くゆとりがなかったというのが本音でした。(当社のFBページでは近況を逐次ご報告しています)。

きわどい状況にみんなの協力で乗り越えて
「一人でも欠けたら頓挫する」きわどい状況のなか、何とか仕事をこなしてこられたのは、スタッフみんなの協力のおかげです。それは、会議エピソードでも報告しましたように、毎朝のミーティングでそれぞれの作業状況が把握できたことですね。でも、そのせいでブログNEWSはご無沙汰になっていましました(社長もこの数週間、久々の現場仕事に没頭していました)。

難局に向かうには方向性を同じにすること
このコラムの元である「早朝営業会議」は、この間も毎月ずっと継続して行っていました。このような内情ですから、ここ3カ月のテーマは当社の「組織づくり」の課題に尽きましたね。スタッフのそれぞれの個性や特徴をじっくり考えたうえ、全体で効率よく動くことがテーマ。大事なのはお客様に迷惑をかけないことです。

見えない商品を買ってもらうには何といっても信頼関係が大事
受注産業の難しさは字のごとく、受注した時点では商品が見えないということ、つまり商品を見て買ってもらうことはできないのですよね。お客様の発する「ボヤっ」とした指示も含めて、一緒に作り上げていかなければならない。ここには理屈を超えた信頼関係が必要になります。そんな産業だからこそ、社内の「ボヤっ」としたニュアンスも、共通の言語に変換していくとが大事になります。それがこの会議の目的です。これからもよろしくお願いします。

2017年『早朝営業会議のエピソード』
【早朝営業会議1~3月のこと】みんなで一つの方向に向かう
http://www.fujii-net.com/?p=4753
【2017.4月度早朝営業会議より】社報発行はなんのために?
http://www.fujii-net.com/?p=4787
【2017.5月度早朝営業会議より】元請けだから学べる総合ディレクション
http://www.fujii-net.com/?p=4838
【2017.6月度早朝営業会議より】「スタッフ募集」にあたって…
http://www.fujii-net.com/?p=4861
【2017.9月度早朝営業会議より】自分も考える「人研修」
http://www.fujii-net.com/?p=5113
【2017.12月度早朝営業会議より】フジイ企画の営業はお客様のお悩み解消から
○http://www.fujii-net.com/?p=5174

2016年の「早朝営業会議より」(下段にバックナンバー覧)

自社報『紙ブログNEWS』のリニューアルを【2016.1月度早朝営業会議より】


2015年の「早朝営業会議より」
http://www.fujii-net.com/?p=777



日々のミーティングは何のため?【2016.12月度早朝営業会議より】

毎朝恒例のミーティング でも…時間かけすぎ!?

161228soutyou あっという間に2016年も終わりです。年賀状のお仕事がやってきて初めて「もうそんな季節か〜」と驚きました。今年は時間が経つのが早かったように感じます。特に、夏頃から新規受注が増え始めてから少し慌ただしかったかなと思います。(な)

同じ方向に進むには仕組みづくりが大切
 少人数でより多くの業務をこなすには、やはり社内の仕組み作りが大切。毎月1回行っている早朝営業会議にて改善を繰り返しています。今月は、営業リストや行動記録のつけ方に至るまでルールを決めて「今誰が何をしているのか?」を一目で把握し、意思一致できるようにしよう、と決定しました。

この会議あってこそ難局で意思一致を
さて、社内での意思一致というと、当社の特徴は毎朝のミーティング。内容は、当日の活動予定や課題、ミスロスの報告、意見・提案などそのときで様々です。みんなの方向性を同じにすることが目的なのですが、話が白熱(?)してしまうと、そのまま30分…1時間…と時間が押してしまうことも。こんなことを毎日やってる会社も珍しいかも…。
でも今年は、このことが功を奏したのか、夏の短期・大量受注に対処できました。普通なら、それぞれの自分の担当でバラバラに動くので効率よくできず、大きく穴をあけていたかもしれません。少人数だということが逆に功を奏したのかもしれません。

今後はテーマを重視してもう少し短時間に…
ただ、限られた時間と人数で業務をこなすためには、より効率的に作業にあてる時間を増やさなければなりません。つまり、この朝礼ミーティングの例でいうと、「議題に合わせて朝礼時間を終える」のではなく「決めた時間に合わせて朝礼を終える」必要がありますね。今年最終の早朝会議は、初めてこのミーティングのあり方が議論となりました。
本年も引き続き社内の体制づくりに力を入れ、お客様へのフォローを強化していきたいと思います。2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

★年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら2016年12月29日(木)から2017年1月4日(水)まで年末年始休業とさせていただきます。2017年1月5日(木)からは通常営業です。皆様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

毎月開催しているフジイ企画の2016年『早朝営業会議』のエピソードです
【2016.1月度】自社報『紙ブログNEWS』のリニューアルを http://www.fujii-net.com/?p=3849
【2016.2月度】社報「紙ブログNEWS」の具体的な企画を検討 http://www.fujii-net.com/?p=3
【2016.3月度】100%の成果を出すとは? http://www.fujii-net.com/?p=3916
【2016.5月度】安全衛生対策に活用される社内報 http://www.fujii-net.com/?p=4091
【2016.7月度】安価で本格的な紙面製作パック http://www.fujii-net.com/?p=4267
【2016.8月度】急ぎでも製品に向き合うのは「人」の力 http://www.fujii-net.com/?p=4549
【2016.10月度】働きがいを感じられる会社づくり http://www.fujii-net.com/?p=4659
【2016.11月度】お客様の意図を理解するということ http://www.fujii-net.com/?p=4683
【2016.12月度】日々のミーティングは何のため? http://www.fujii-net.com/?p=4717



お客様の意図を理解するということ【2016.11月度早朝営業会議より】

今営業しているお客様は何をもとめているのだろう?

161118%e6%97%a9%e6%9c%9d%e4%bc%9a%e8%ad%b011%e6%9c%88%e5%ba%a6%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8 秋も深まる中、急に寒くなったり暖かくなったりと体調管理も大変ですがみなさんいかがお過ごしですか? 弊社も相変わらず、毎日忙しい日々を過ごしております。さて11月度早朝営業会議(9日)のご報告です。今回はようやく追いつき?ました。記事はすぐに書くのが決まりなのですが、何せスタッフの都合が影響してきます。本当はここを改善しなければいけませんね。(諭

お客様へのアポイントメントを考える
11月度から来年にかけては、外勤営業がテーマです。もちろん〝営業会議〟なので、営業が主テーマには違いありませんが、今月の会議からは、お客様とのアポイントメントについてじっくり考えてみます。

制作以前には商品の価値が見えないのが受注生産の悩み
受注生産の業種の難しいところは、お客様に対して最初に商品が見えないことです。出来上がって初めて商品が見える。最初の営業時点で企画書や見積書だけを提出していると、〝高い〟〝安い〟の判断材料はあっても、何に対しての〝高い〟〝安い〟なのか、印刷物の発行目的とその価値を、正面から見定めていただくことが出来ないということになりかねません。これは我々だけでなく受注産業の業種なら皆悩んでいるところではないでしょうか?

営業に求めらるのは話術ではなくヒアリング力
結論から申せば、企画書や見積書の提案以前に、お客様がこれに何を求め、どう展開させていきたいのか、話を良くお聞きすることが大切だという事が見えてきました。〝営業〟というと、こちらの意図と内容を説明・理解をさせる〝話術だ?〟みたいな固定概念が少なからずあるのですが、これは少なくとも受注産業には不向きです。

意図にそった提案とそれに伴う対価をお客様に見定めていただくこと
最も効果的な商品を妥当な価格で生産するには、必要とするお客様の意図を的確につかむことが一番大事なことです。つまりヒアリング技術? できればお客様の意図や予算をじっくりお聞きすることからスタートし、続いて企画書、見積書などの具体的な提案とそれに伴う対価を顧客に見定めていただくことですね。そのためにまず提案書をつくります。当社の『お客様カルテ』や『営業日報』はそのためのものでした。再度認識して、営業マニュアルを充実していきます。

毎月開催しているフジイ企画の2016年『早朝営業会議』のエピソードです
【2016.1月度】自社報『紙ブログNEWS』のリニューアルを http://www.fujii-net.com/?p=3849
【2016.2月度】社報「紙ブログNEWS」の具体的な企画を検討 http://www.fujii-net.com/?p=3
【2016.3月度】100%の成果を出すとは? http://www.fujii-net.com/?p=3916
【2016.5月度】安全衛生対策に活用される社内報 http://www.fujii-net.com/?p=4091
【2016.7月度】安価で本格的な紙面製作パック http://www.fujii-net.com/?p=4267
【2016.8月度】急ぎでも製品に向き合うのは「人」の力 http://www.fujii-net.com/?p=4549
【2016.10月度】働きがいを感じられる会社づくり http://www.fujii-net.com/?p=4659
【2016.11月度】お客様の意図を理解するということ http://www.fujii-net.com/?p=4683
【2016.12月度】日々のミーティングは何のため? http://www.fujii-net.com/?p=4717



働きがいを感じられる会社づくり【2016.10月度早朝営業会議より】

みんなで大きなビジョンを共有していくためには…

%e3%83%90%e3%82%b9%e6%97%85%e8%a1%8c 最近、ブログでの活動報告が遅れ気味で申し訳ございません。前回のご報告(8月度)でもお伝えした通り、急きょの受注がありました。この慌ただしさはようやく落ち着きつつありますが、やはり業務が集中する時期には制作作業が優先となり、ブログの更新などその他の業務が滞りがちになります。たとえ受注量が増えても、私達のような少人数の会社でも業務を回していけるよう、より効率的な仕事の仕方(社内のしくみ)を追求することがこの会議の目的で、いつもの課題です。

器にあった仕事ではなく、仕事に合わせて器をつくる…とは
ところで、以前社長から「会社というのは自然と〝その器〟に合った仕事量になる」という話を聞いたことがあります。スタッフの数が多ければ受け入れられる器も大きくなる、ということですよね。でも、それにあった新規の受注できるかどうかは話が別なので、話を聞いたときは不思議だなあと思っていました。

現状ではなく目標のビジョンに合わせた人づくり
受注量が増えても、今居る人数でうまくやる方法を考えることはもちろん重要です。少ない人数で多くの仕事をすれば、利益はあがります。ただ、もっと未来のことを考え、より良い仕事場づくりという視点、つまりこれからのビジョンを考えていこうというのが、この早朝会議の目的です。そうなると、今回の経験を見据えたうえでの新しい体制づくりが、けっこう急務となってきますね。そのためには、新しく一緒に取り組んでくれる仲間をもう少し積極的の募集しようということになりました。

みんなが仕事自体に興味と情熱が持てる仕組みづくり
これまでも(今現在も)求人募集はあせらず行っているのですが、今月度の早朝営業会議(10/12)で、求人を議題にしたのは初めてです。つまりビジョンからの〝仕組みづくり〟がテーマなので、〝忙しいから人を募集する〟というのは違いますね。当社は新聞作りを中心とした紙媒体づくり。この仕事に情熱と興味のある方とお会いできるよう取り組んでまいります。

仕事に興味のある方へ、新しいスタッフを募集しています
ちなみに現在もホームページの右サイドに「スタッフ募集」のお知らせを掲載しております。近々こちらのページも情報を新しくして更新予定です。一緒にやろうと思われる方はご応募・ご連絡ください。
スタッフ募集のアドレス http://www.fujii-net.com/?p=2048

毎月開催しているフジイ企画の2016年『早朝営業会議』のエピソードです
【2016.1月度】自社報『紙ブログNEWS』のリニューアルを http://www.fujii-net.com/?p=3849
【2016.2月度】社報「紙ブログNEWS」の具体的な企画を検討 http://www.fujii-net.com/?p=3
【2016.3月度】100%の成果を出すとは? http://www.fujii-net.com/?p=3916
【2016.5月度】安全衛生対策に活用される社内報 http://www.fujii-net.com/?p=4091
【2016.7月度】安価で本格的な紙面製作パック http://www.fujii-net.com/?p=4267
【2016.8月度】急ぎでも製品に向き合うのは「人」の力 http://www.fujii-net.com/?p=4549
【2016.10月度】働きがいを感じられる会社づくり http://www.fujii-net.com/?p=4659
【2016.11月度】お客様の意図を理解するということ http://www.fujii-net.com/?p=4683
【2016.12月度】日々のミーティングは何のため? http://www.fujii-net.com/?p=4717



支援する会が「東住吉冤罪事件記録集」を発刊

無罪確定〝真犯人は風呂釜の種火と気化ガソリン〟

%e6%9d%b1%e4%bd%8f%e5%90%89%e5%86%a4%e7%bd%aa%e4%ba%8b%e4%bb%b6%e8%a8%98%e9%8c%b2%e9%9b%86%e8%a1%a8%e7%b4%99皆様もテレビ新聞などの報道でご存知の通り、2016年8月10日、放火殺人容疑で逮捕された東住吉冤罪事件の被告の2人に『完全無罪判決』が言い渡されました。事件発生から21年、無実であるにもかかわらず身柄を拘束され被疑者、被告人、受刑者と犯罪者の汚名をきせられた2名の方がようやく〝当たり前の世界〟に戻ることになりました。

完全無罪判決までの闘いををまとめた記録集です
今回、完全無罪判決までの闘いををまとめた記録集が『「東住吉冤罪事件」を支援する会』により刊行されました。タイトルは『真犯人は風呂釜の種火と気化ガソリン―白鳥・財田川事件が花開く』。

再審から無罪まで「支援する会」の粘り強い運動
『「東住吉冤罪事件」を支援する会』は2000年に結成されましたが、この間、2006年の二人の上告棄却で大分刑務所と和歌山刑務所に収監。2009年に再審請求、2015年に刑の執行停止がされ釈放されるまで、青木さん朴さんを励ましながら世論に訴えてきました。この間、2度に及ぶ現地調査や幾度にも及ぶ学習会開催するなど「支援する会」の粘り強い運動のなかで完全無罪判決を勝ち取ってきました。

16年の活動をグラフィック中心に編集
この冊子は、2000年の支援する会結成から、2016年の完全無罪までの『支援する会』の活動を記録したものです。内容は事件の経過と概要の報告。無罪を勝ち取った青木さん、朴さんをはじめ弁護団の声、また「市民の目から見た無罪判決の意味」などの投稿記事。後半部は、支援する会の16年の活動(事件発生から21年)をグラフ年表で掲載、時々の要請ビラやホームページの紹介をはじめ、現地調査の模様などをカラー写真でまとめてあります。
編集発行=「東住吉冤罪事件」を支援する会
A4判フルカラー32ページ

スタッフのコメント
8月末の入稿から10月中旬の納品まで約1ヶ月の期間、原稿整理、レイアウト作業と2度にわたる打ち合わせ訪問、お客様からの要望と編集上のすり合わせ等、若干の苦労もありましたが、短期間の工程で無事に納品でき支援する会の皆さんも納得され、よろこばれる記録集ができた思うと編集できた事に喜びを覚えます。(諭)



平成28年度インターンシップ報告会&産学交流会

インターンシップのあり方を産学双方で考える

1102blog%e7%94%a3%e5%ad%a6%e4%ba%a4%e6%b5%81%e4%bc%9aフジイ企画では、本年度も8月29日から9月9日までの2週間、インターンシップ実習を行いました。そして実習を終えた先日11月2日、主催者である「堺・南大阪地域インターンシップ推進協議会」による報告会&産学交流会が行われました。(な)

初参加でしたが近い距離で意見交換ができました
参加者は主催者をはじめ私達のような受け入れ企業と大学側の担当者で、それぞれの立場で話会い、交流しようという趣旨です。会場へ入るとそれぞれ企業・学校からの参加者が均等になるように班分けがされており、私は初めての参加でしたが、近い距離で意見交換ができました。

インターンシップで大変なのは実習よりプログラムづくり
インターンシップで一番大変なのは、実習が始まってからでなく、始まる前のプログラムづくり。私達は小さな会社なので大変なのですが、これはどの企業様であっても苦労されているようす。「飛び込み営業でもやらせていいのか」「実習生が複数人の場合、別々の仕事をさせてもいいのか」「実習終了後、実習生の本音をフィードバックしてほしい。」などなど。これらを直接大学側へ伝えることができるのがこの報告会の良い所。

学生には全ての仕事の意味を気付いてほしい
一つ気になった話題は「実習生に単純作業をやらせること」について。大学側から「実習内容に不満だった実習生の事例」として、「毎日簡単な単純作業ばかりで、少しでも指導をしてあげてほしかった」というお話。それについて他の企業様から「専門的なスキルが必要とされる現場では実習生にできることは少なく、単純作業を任せざるを得ない状況もある。だけど、そのこと以上に全ての仕事に意味があり、実習生にはそれに気づいて欲しい。」という意見が出ました。

日々の仕事で大事なのは細々とした単純作業
これまでプログラムを作成するときには「少しでも普段できない体験をさせてあげる」という気持ちで企画をたてます。ですが私たちの実際の業務は圧倒的に「(いわゆる)細々した単純作業」の方が多いです。例えば書類をまとめる・机の拭き掃除をする・パソコン入力をする…など、これらは直接利益を生み出す業務ではないため、社内では出来る限り効率よくこなすことが求められます。これらは全てなくてはならない業務なんですよね。

どんな作業であっても任せてみるのがいいかも
当社では、〝打ち合わせ〟や〝伝言〟の仕方ひとつをとっても、様々なルールを作っていて、「実際の企画・制作業務」以上に注意を払っています。交流会でこれらのお話を聞いてみて、仕事を体験してもらうという意味では、どんな作業であっても任せてみるのが本人にとっていい経験になるのかな?と、プログラムづくりについて少しだけ意識が変わりました。

そのほか、学校への求人募集について大学の就職課の方からお話を伺えたりと、弊社にとっても収穫のあったイベントとなりました。皆様、貴重なお話をありがとうございました。



紙面の弁当箱の中身から料理目的を見る【第7回紙ブログ新聞セミナー2016より】

でき上がった料理のレシピに調理人の意図を読む

Print インターンシップ実習が終わると夏の終わりを感じます。ここまでのニュースはいかがでしたでしょうか? 学生さんが毎日記事を書いていたのに引きかえ、私達の方の定期ブログNEWSが滞ってしまいました。すみません。(な)

急きょの受注から学んだことを題材に
 いつもは暇なお盆休み前後なのですが、定期刊行の新聞やパンフレット制作など合わせて約10件ほどの新しいお仕事を一気に進めることになり、それぞれ同時進行、納期も超短期ということで、対応に追われておりました。選挙宣伝物のような急ぎ仕事もできる体制のフジイ企画ですが、定期刊行物でありながら、お客様の「顔」も把握できず、外注印刷会社も決まらない中での「納期優先」仕事、さすがにてんてこまいになっていました。

発行者に対する知識が少ないなかで紙面を類推する
8月分の納品が一段落して振り返ってみて、これから徐々にお客様との交流を深めつつ、迅速・円滑に制作が進行できるシステムづくりに力を入れていくつもりです。いい機会なので、今回の第7回新聞セミナー(8/26)はこれらの発行物を題材に、「紙面から見る広報紙発行の意図」を急きょテーマにしてみました。題して「紙面の弁当箱の中身は?」です。

弁当の中身から素材を拾い出して…
今回新しくお受けした新聞は長い間発行を重ねてきたもので、すでに「コラムのパターン化」をされている紙面でした。豆知識、読者からの声、行事報告、時事ネタ、などなど…。そうした紙面を眺めていると、発行者の業態に対して、私たちに僅かな知識しかなくても、発行の目的が浮かび上がってきます。

発行し続けれられる紙面は「発行意図」が明確である
長年発行し続けている広報紙には、「発行し続けなければならない」明確な意図、もしくは「期待する成果」が明確なのです。つまり発行の根拠が明確なのです。そういう紙面には「どうしても伝えたいこと」ことが見えてきます。「広報紙はコミュニケーションツールでしょ」と言ってしまえば、どんな広報紙でも同じですが、続けられない多くの紙面はこの根拠がボヤけていることが多いですね。

「読まれる紙面づくり」以前に大事なこと
今回はこれを読み解くことがテーマでしたが、私たちがお客様の仕事を取り組む場合、発行者が紙面づくりに何を求めているのかを把握することが何より大切なのです。「読まれる紙面づくり」という技術的な課題は、このことを理解しなければ進みません。制作コンセプトに「ズレ」が起こるのです。定期刊行物は流れのある仕事なので、今すぐガラッと改革というのは難しいかもしれませんが、常に原点に戻ることが大切です。

「紙ブログ新聞セミナー2016」の記録です
【第3回】定期的な記事をどう料理する? http://www.fujii-net.com/?p=4010
【第4回】クレーム処理をトップ記事に http://www.fujii-net.com/?p=4119
【第5回】「社内報をやろう」と思った時にすること http://www.fujii-net.com/?p=4192
【第7回】紙面の弁当箱の中身から料理目的を見る http://www.fujii-net.com/?p=4573



急ぎでも製品に向き合うのは「人」の力【2016.8月度早朝営業会議より】

“超特急”で新規の顧客と信頼関係を結ぶ挑戦!

8%e6%9c%88%e5%96%b6%e6%a5%ad%e4%bc%9a%e8%ad%b0%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8i 毎年8月は閑散期に入るため、毎年「インターンシップ学生」を迎えているのですが、今年の8月は夏休み明けの17日から25日まで 怒涛のごとく新しい仕事が入ってきたため、いつもの作業+「インターンシップ研修」+アルファの新しい仕事が進行するなどまさに戦争状態?でした。(遠)

 おかげさま(?)で皆様へのご報告が相当遅れてしまいましたが、8月度(10日)の早朝営業会議のご報告です。7月下旬もギリギリ、同業他社の事業縮小によりその会社が受けていた仕事を、急きょ複数件受注。前任社の工程もお客様の顔もわからぬまま数銘柄を同時進行させることになり、てんやわんやの状態の中での会議でした。そのため、今回は改めて当社の制作ラインを見直すための会議になりました。営業部門は如何に新たなお客様と対応し継続した取り引きができるか、制作現場は工程表に基づいた作業進行を保障し納期を 守るか。今回は超短期にお客様から信頼される会社になることを試される実践会議になりました。

私たちの動きが最も重要になる「労働集約型産業」
ここで改めて考えてみますと、私たちの仕事は「労働集約型産業」と言われています。つまり人間の労働力による業務の割合が大きい産業ということです。いろいろなスタッフが文字通り(頭や手を使って)実働することによってしか成果は生まれません。つまり一人ひとりの 「人間のすること」の比重が大きくてしかも大事であるということです。今回の受注は、前任社の人材活用システムと当社がどう違 うのか、どう変える必要があるのかが焦点となったのです。

ここではチームで方向性を一致して取り組むことが重要
そもそも弊社の月イチの営業会議の目的はチームで常に方向性と情報を共有するためです。つまり「今現在、誰が何を作業してい るのか」「これからどう作業を進行させていくのか」がすぐに分かり、意思一致することでもあります。こういう産業である以上、その仕組み自体がブランドになっていくのです。この朝の会議は唯一そのために行っているものです。それらの中でお客様に対して「よ り早く丁寧な作業の上、良い商品を提供する」商品ができるのです。人のすることである以上、これを怠ると会社は空中分解の憂き目にあいます。

短期で業務の引き継ぎ、新しいお客様へのあいさつ回り
当社の存在意義を社会に明らかにしていくことができるのは、私たち一人ひとりのスタッフであって、それによって生活を守って いくということを改めて認識し確認できた会議にもなりました。会議当日も社長と2人で業務の引き継ぎや新しいお客様へのあいさ つ回りなどで一日中追われ、現場は現場で原稿整理に1日追われる1日になりました。

引き継いだ仕事も月刊誌や2カ月1回刊などでまた今月も中旬から忙しい日々が続きます。今後、小さな会社とはいえ弊社もそれらが求められる企業にしていかなければならない事を改めて感じた会議でした。
イメージ写真=インターンの学生と一緒に集中作業中(8/29)

毎月開催しているフジイ企画の2016年『早朝営業会議』のエピソードです
【2016.1月度】自社報『紙ブログNEWS』のリニューアルを http://www.fujii-net.com/?p=3849
【2016.2月度】社報「紙ブログNEWS」の具体的な企画を検討 http://www.fujii-net.com/?p=3
【2016.3月度】100%の成果を出すとは? http://www.fujii-net.com/?p=3916
【2016.5月度】安全衛生対策に活用される社内報 http://www.fujii-net.com/?p=4091
【2016.7月度】安価で本格的な紙面製作パック http://www.fujii-net.com/?p=4267
【2016.8月度】急ぎでも製品に向き合うのは「人」の力 http://www.fujii-net.com/?p=4549
【2016.10月度】働きがいを感じられる会社づくり http://www.fujii-net.com/?p=4659
【2016.11月度】お客様の意図を理解するということ http://www.fujii-net.com/?p=4683
【2016.12月度】日々のミーティングは何のため? http://www.fujii-net.com/?p=4717



10日間お世話になりました[Internship2016news第7号(最終回)]

訪問させていただいた企業.団体の皆様に感謝します

%e9%a3%9f%e4%ba%8b%e4%bc%9a こんにちは、細田です。10日間のインターンシップ研修が無事終わりました。
 初めは、インターン生1人での不安と慣れないパソコンでの作業、企画や文章の書き方の難しさに苦戦し、「2週間ながいなぁ…」と、正直思っていました。
 しかし、社長をはじめ皆様が気さくに優しく話しかけてくれたり、丁寧に教えていただき、だんだん毎日が楽しくなってきました♪そう思っていると、あっという間に最終日になっていました(笑)。
ƒuƒƒOƒCƒ“ƒ^[ƒ“‘莚たくさんの企業訪問や、実際のお仕事のお手伝い、自ら取材に行き原稿を書き掲載させていただくなど、本当に貴重な体験でした!! 感謝でいっぱいです!
 学校では学ぶことのできない、人と人との繋がりを大切にし成り立つ仕事、新聞作りの深さ、ビジネスマナーなど体験を通し学べました!この10日間で学んだ事をプラスにし、学業や就職活動に活かしたいと思います。

 短い間でしたが、インターンシップブログニュースをご覧になってくださった皆様、お忙しい中で企業訪問に行かせていただいた企業の皆様、そして、このような機会を与えてくださったフジイ企画様ありがとうございました。(阪南大学流通学部・細田華蓮)

インターン生がお世話になった皆様
国民救援会中央本部副会長・伊賀様、「東住吉冤罪事件」を支援する会事務局長・山本様、㈱シーズクリエイト工場長・児玉様、㈱シーメック代表取締役・橋本様、けやき通りまちづくりの会会長・高田様、相談役・川添様、ライフガーデンさかいホール支配人・山本様、セレモニースタッフ石田様、新聞労連書記次長・伊藤様、兵庫県土建一般労働組合教宣部・平井様・石上様・横山様、ありがとうございました。

「インターンシップ2016NEWS 伝えよう!つながろう!」CONTENTS
第1号「インターン2週間の奮闘記をスタートします」http://www.fujii-net.com/?p=4300
第2号「 2日目はこの記事の執筆と印刷工場見学」 http://www.fujii-net.com/?p=4325
第3号「地域コミュニティ紙の公開編集会議で」 http://www.fujii-net.com/?p=4349
第4号「地域コミュニティ紙の取材を経験」http://www.fujii-net.com/?p=4374
第5号「社報の編集作業とお客様訪問」http://www.fujii-net.com/?p=4445
第6号「現場での編集作業を実体験」http://www.fujii-net.com/?p=4477
第7号(最終号)「10日間お世話になりました」http://www.fujii-net.com/?p=4492

過去のインターンシップNEWS
2015年「声よ!届け!」(1号~11号)  http://www.fujii-net.com/?p=3595
2014年「ヨンコイチ」(1号~12号)http://www.fujii-net.com/?p=403
2013年「1step」(1号~9号)http://www.fujii-net.com/?p=313
2012年「夢への一歩」(1〜7号) http://www.fujii-net.com/?p=222
2011年「半人前?!修行中!!」(1〜10号) http://www.fujii-net.com/?p=151
2009年インターンシップ関連NEWS http://www.fujii-net.com/?p=106



現場での編集作業を実体験[Internship2016news第6号]

『建設ひょうご』9月号の紙面制作の現場での体験

%e5%85%b5%e5%ba%ab%e5%9c%9f%e5%bb%ba%e8%a8%98%e5%bf%b5f9337 こんにちは、細田です。インターン9日目。残り1日です! きのう(8日)は、神戸にある兵庫県土建一般労働組合の「建設ひょうご」9月号の新聞の割付作業のため、最後の企業訪問に訪問しました!


ƒvƒŠƒ“ƒgまずは名刺交換、これ最後の1枚、短い期間に多くの方と出会いました

 まず、教育宣伝部担当の石上さん、横山さん、平井さんと名刺交換させていただきました。主に紙面担当の横山さんに「ブログNEWS見てるよ!」と言って頂きすごく嬉しかったです! 今回のインターンシップ、たくさん作ってもらった名刺もこの日、ラストになりびっくりしました!! 10日間という短い期間でそれだけ企業訪問させていただき、たくさんの人に出会え、すごく良い体験をさせていただき、しみじみ感動しています。

編集作業は原稿の行数数えや写真の選択やトリミングから
 今回の新聞の割付作業ですが、通常タブロイド4面建てのところ、今回は特集面が増えて6面建てということで、通常月より多いそうです。初めは社長が割り付け用紙にスラスラ書いているのを覗いているだけでなにを手伝ったらいいのか…。しかし、社長が指示をしてくださり、最初は原稿の行数を数えたり、写真選びや寸法のメモを書いたり細かい作業をしていましたが、最後はメインの仕事、記事に見出しをつける作業もさせていただきました。

最後はメインの記事の見出しつけも体験しました
見出し付けは一番の難関でした。深く考えても良い案がでず、「会話文からヒントを得るのがコツ」と横山さんに教えてもらいました♪ この経験から、新聞などの見出しを隠して自分で考え、練習するのも面白いと思いました!!
「建設ひょうご」の紙面づくりはほとんどアナログで、鉛筆でレイアウトをし、前の新聞を切り取って貼り、字の大きさや書体、どこで改行をするのかなど、すべて手書きのメモをしていました。社長のペンと消しゴム、ものさしの使い分けの早さ!レイアウトの早さに目が点になりました!さすがです!!!!笑

新聞づくりは見やすさと速さの両方が必要ですね
最近では、やはり編集作業もパソコンですることが多くなっているそうですが、様々な原稿が混在する場合、なによりこの作業が一番早いそうです。目の前で拝見させていただき、お手伝いもでき、本日もまたすごく良い経験でした!「建設ひょうご」編集部の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました!

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