本年も皆様の歴史づくりに邁進します
平素は格別のお引き立てを賜わり、心より感謝申し上げます。
皆様の伝えたい気持ちに対する情熱とお力添えにより、新しい年に邁進することができました。
昨年中は、多くのお客様と紙面を通じた交流をさせていただきました。広報紙の役目を充分に果たせるよう、本年も編集の技術をさらに磨き、全力で皆さまをサポートいたします。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜わり、心より感謝申し上げます。
皆様の伝えたい気持ちに対する情熱とお力添えにより、新しい年に邁進することができました。
昨年中は、多くのお客様と紙面を通じた交流をさせていただきました。広報紙の役目を充分に果たせるよう、本年も編集の技術をさらに磨き、全力で皆さまをサポートいたします。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
『紙ブログNEWS』2025年新春号(第58号)contents
1面 嘘と洗脳を見抜き愛情豊かな社会へ
2面 【製作部あれこれ=連載21】〝題字〟は歴史の証人
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)2024広報研修会=全ダイハツ労連
年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、12月28日(土)~1月5日(日)の期間は、年末年始休業とさせて頂きます。
1月6日(月)から通常通り営業いたします。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどをお願い申し上げます。
編集長が変わっても安定する紙面の〝秘密〟
この記事を書いている今は、ちょうど各種広報紙の年末号・新春号の制作がピークを迎えているところです。翌年の紙面企画や新年度の体制についてのご相談は年度末が一番多いのですが、年末の今の時期から徐々に増えてきます。春には人事異動や広報委員さんの交代もあるので、それを見越して紙面に新しい風を…ということで、年度途中であっても新たな挑戦をされるお客様も多いです。
人の意欲も状態も時に変化するけど…
私たちは長年お客様と相談しながら仕事をしているので、かなり古くからお世話になっているお得意様も結構いらっしゃいます。改めてその歴史を思い返した時、その間に委員長さんは何度も何度も交代されていますが、ずっと安定した紙面づくりをされているお得意様が多いのが、弊社の特徴です。
お客様とのお付き合いが長くなると、時代によって委員会の特徴や状況、熱意などリズムの変化があることに気づきます。委員長さんの意欲が強い時もあれば、他のことで忙殺されて身の入らない時期も経験しました(特にコロナの時など)。熱量の多い時は、紙面刷新についてよくご相談をいただきます。その内容の主なものは、題字(=新聞名)のデザインやタイトル名の変更、他にも紙面をカラーにしたい、写真やイラストを増やしたい、色合いを変えたい、という案もよくお聞きします。
伝統のある紙面は〝題字〟を変えないで
時代の変化に合わせて紙面を見直してみるのは大切です。ただ、〝題字〟に関するご相談を受けた時に必ずお伝えしているのは、「慎重に検討して下さい」ということです。以前のコラムでも述べたことがありましたが、題字やレイアウトフォーマットは、ずっと使い続けることが基本原則となります。なぜ原則かというと、読まれている紙面ほど、特に「題字」は想像以上にその団体の〝顔〟として定着していることが強いので、その時々の思い付きで変更を繰り返したりすると、そこで発行が途絶えてしまう例が不思議なくらい多いのです。
組織の歴史の波を乗り越えてきた価値を、次代へ繋げていけるかどうか?(次の担当者にも同じ熱量で引き継いでいけるか?)という視点が〝イイ〟広報紙には特に大切ですね。
お客様の熱意に沿った効果を考えます
紙面刷新は色々と考えるべきことが多いので「慎重に…」とお伝えするのですが、一方お客様からの「やってみたい」という前向きなご要望をお聞きできるのは、こちらとしても嬉しいことです。お客様と弊社とでアイデアを出し合って、思わぬ?効果を生み出すこともよくあります。お客様の良きパートナーとなれるよう、2026年も取り組んでまいります。
写真=題字が並ぶ…弊社編集サロンの「お客様作品の掲示パネル」
(社報『紙ブログNEWS』2025年新春 第58号)
写真集と広報紙の発行目的の違いとは
沢山の人が集まる行事が増えてくると、一本の記事でも写真を多用することが多くなります。こんな場合、お客様からは「全員を平等に扱ってほしい」というご指示を時々いただきます。
ここで編集者としての視点でご注意いただきたいのは、写真集(アルバム)と広報紙の、発行目的の違いです。
目的が「写真アルバム」であれば、記録集の意味合いが強いので、インパクトより網羅性が大切です。一方「広報紙」は、当事者だけではなく関係者すべて、さらに外部へ広報活動として利用する場合もあります。つまり不特定多数の読者に伝わる紙面づくりがポイントです。
言葉で表せない情感をひと目で伝える
さて写真選びですが、どれが正解ということはありません。生徒達の真剣な表情や躍動感を通して、読者に熱気や臨場感を伝えられれば〝良い紙面〟ということです。傾向としては集合写真を選ぶ方が多いように思います。卒業アルバムのイメージが強いのか、無難なのですが、読者へのインパクトは非常に弱まります。被写体がカメラを意識していないスナップ写真の方が、情感をよく伝えるので、アイキャッチ(メインイメージ)を見つけるのがまず基本です。
読者を引きつけるイキイキした紙面を
広報紙は他の記事も掲載されるものなので、1記事に1枚だけでも良い写真があれば、紙面はよりイキイキした印象になります。写真の扱いについては編集方針に立ち戻って、ぜひ検討してみてください。
(社報『紙ブログNEWS』2024年秋 第57号)
『紙ブログNEWS』2024年秋号(第57号)contents
1面 人の営みが息づく経済とは経世済民
2面 【製作部あれこれ=連載20】写真の選び方
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)広報企画課の先生方=大阪府立西成高校
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では8月13日(火)~8月16日(金)の期間を、夏季休業とさせて頂きます。8月19日(月)から通常営業いたします。期間中は、お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
休業後は、これまで以上にお客様にご満足いただけるサービスの提供を目指して精進して参りますので、よろしくお願い申し上げます。
『紙ブログNEWS』2024年夏号(第56号)contents
1面 自立自尊の精神が共同体社会を創る
2面 【製作部あれこれ=連載19】継続できる編集体制
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)春の編集委員会で=羽曳が丘小学校
リーダーによって変化する委員会運営
よい紙面づくりには編集技術などはあまり関係なく、リーダーの考え方や感性、つまり意識のあり方によって紙面の方向性が決まっていきます。広報紙の発行は、この個性とリーダーシップが影響する度合いが高い分野なので、特に委員会の運営と継続発行については様々な課題が発生することがあります。
「できる人」に任せすぎないこと
継続発行に関して、弊社によく寄せられるのが「広報紙制作担当者がやめたり、異動したりしたため、代わりに担当できる者がいない」といったご相談です。こういった事例では、リーダーの方がPC操作やデザインの技術を持っていたり、紙面づくりへの強い〝こだわり〟を持っていたりなどの理由で、一人でほぼ全ての業務を抱えてしまっていることがあります。「できる人」が全てやってくれたら助かりますし、周りからも任せられがちになりますが、その人がいなくなるだけで途端に発行が難しくなるケースが結構多いです。
リーダーの仕事は編集部のまとめ役
〝こだわり〟もある意味では大切なのですが、広報紙は定期発行が原則で、組織活動の根幹でもあるため、負担が集中しない安定した体制づくりが最も大切です。
弊社では、これらの傾向は理解していて、年度初めのレクチャーでは以下のような提案も行っています。
①編集委員会の体制づくりのこと=委員会のコミュニティ化提案
②伝えるべき重点項目の整理と提案=パターン化しても読まれる紙面企画の建て方を提案
③継続発行の持続・安定化への提案=ルーティン化の方法の提案など
編集委員会の業務負担をできるだけ軽減し、企画や取材に力を入れられるよう提案しています。
紙面は多くの人の総意で作られる
様々な制約があるかとは思いますが、紙面づくりになるべく多くの人に参加してもらうことで、組織自体も活性化すると考えています。
写真=医療福祉生協おおさか東エリア編集委員会
(社報『紙ブログNEWS』2024年夏 第56号)
『紙ブログNEWS』2024年春号(第55号)contents
1面 純粋度を上げると魂の喜びを感じる
2面 【製作部あれこれ=連載18】見出しについて
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
苦労して編集しても読んでくれない!?
広報紙(機関紙)担当者のお悩みのほとんどは「一生懸命紙面づくりをしているのに反響が少ない」ということです。読まれる紙面のツボは、記事(文章記事)の良し悪しを別にすれば、弊社では大きく分けて「紙面レイアウト」と「見出しづくり」だと考えています。
文章、写真、見出し2:1:1の法則
目に留まりやすい紙面をレイアウト的に考えると、文章記事、ビジュアル(写真・イラスト等)、見出しの面積の比率を2:1:1にすると、読者にとって引き込まれやすい紙面になります。おさらいすると「記事」紙面全体の2分の1以内、「写真・図表・カット」4分の1、「見出し」4分の1ですね。
読者を引き込む見出しの重要な役割
弊社では、この4分の1の面積を割く「見出し」が、紙面を構成する上で最も重要な役割があると考えています。
新聞には必ず見出しが付いていますね。見出しは、読者の「共感・興味」を引き出すことで、紙面へ導入させていく大きな役割を担っています。一目見ただけで、読まずともどんな記事かが分かり、そして読んでみたくなるような言葉を与えるのが見出しの役割です。
見出しとタイトルとは全く違います
よく勘違いしがちですが、「見出し」と「タイトル」は別物です。例えば「泣いてる子も笑ったよ」が見出しで、「春の音楽会を開催」はタイトルです。実際の原稿では出稿者から「春の音楽会」と付けてくださることが多いですが、編集者としての視点からは原則、そのまま見出しとしては使いません。何故なら写真と記事だけでは中身が伝わらないからです。でも必要なことなので、タイトルの方はサブ見出しとして扱うこともあります。
読者を意識する紙面づくりを考えると…
書かれた記事の中から読んでもらえそうなフレーズを探すのは大変ですが、編集とは読者視点とイコールなので「どうしたら読んでくれるのか」を第一に考えると、見えてくると思います。
(社報『紙ブログNEWS』2024年春 第55号)