フジイ企画の社報『紙ブログ』2025春号(第59号)ができました!

暖かな風に向かって

 フジイ企画社報『紙ブログ』2025年春号発行のお知らせです。今の時期は新しいご担当者様の訪問や、新企画についての相談も多く、緊張感のある季節です。引き続きお客様をサポートできるよう、引き続き取り組んでまいります。

 納品後、お客様にはアンケートをお渡ししております。紙面について、ご感想やご要望などありましたらぜひお聞かせください。
 社報『紙ブログ』は無料でお送りします(PDFも可)。メールフォーム等にて連絡先・氏名と「紙ブログ希望」とお書きください。

 

 

 

『紙ブログNEWS』2025年新春号(第58号)contents

1面 自分軸を生きると人生が動き始める
2面 【製作部あれこれ=連載22】画面と印刷の色の違い
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)大阪府立市岡高校PTA広報委員会



画面と印刷の色の違い【制作部あれこれ22】

条件によって微妙に変わるカラー印刷

刷り上がった紙面の「色が違う」!?

 多くの団体が年度末号の広報紙を発行する2~3月。お客様にとってこの時期は、これまで数回の校正のやり取りを経て、刷り上がった紙面をしみじみ見直す時。すると、「校正時と比べて色がくすんで見える」ということがよくあります。
 近年、ゲラ刷り校正のやり取りは、電子メールなどネット経由で送受信することが通常となってきました。
 本来はこれをプリントアウトして確認するのが通常作業なのですが、お客様が多忙であったり、予算の面も考えて、画面上で処理することが多いです。

パソコン画面と印刷物の色の表現の違い

そもそも、この発色の違いは、色の表現方法に違いがあるからです。まず画面(パソコンやスマホなど)はレッド、グリーン、ブルー(RGB)の「光の三原色」を組み合わせて色が表現されるので、明るく鮮やかに見えます。
一方、印刷物はシアン、マゼンタ、イエローの「色の三原色」と黒を交えた(CMYK)インクを重ね合わせた4色で表現され、RGBに比べて表現できる色域が狭く、特に鮮やかな青や緑、蛍光色などは印刷では再現しにくくなります。
この表現方法の違いにより、印刷時に色が沈んで見えることがあります。

こだわりたい場合は「色校正」でチェック

この補正は結構専門的で、弊社では使う用紙や印刷機などを予め勘案し、ある程度仕上がりを予測しながら補正もしています。
写真集や画集、商品パンフなどの〝ビジュアルが命〟の制作物を手掛ける時は、「色校正」という、いわゆる試し刷りの工程を加えて色合いの細部を確認していきます。大きく分けて、本番と同じ環境と同じ用紙で印刷する「本機色校正」、高精度なプリンタで印刷する「簡易色校正」の2種類があります。用紙の種類によって発色に違いが出てくるので、仕上がりの印象も確認することができます。ただし、色校正は時間と費用が結構掛かります。

印刷物ごとに合わせた色調調整を

通常の広報紙制作では、色校正まではあまり行わないのですが、弊社では画面の見た目だけではなく、お客様の使われる紙質を考えて、刷り色の色調、彩度などを微妙に調整しています。それでも印刷・製版オペレーターによっても変わってくるので、まだまだ研究の余地があると感じています。

写真=印刷前に「色校正」紙を出して刷色をチェック。

(社報『紙ブログNEWS』2025年春 第59号)



2025年 明けましておめでとうございます

本年も皆様の歴史づくりに邁進します

平素は格別のお引き立てを賜わり、心より感謝申し上げます。
皆様の伝えたい気持ちに対する情熱とお力添えにより、新しい年に邁進することができました。
昨年中は、多くのお客様と紙面を通じた交流をさせていただきました。広報紙の役目を充分に果たせるよう、本年も編集の技術をさらに磨き、全力で皆さまをサポートいたします。

本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



フジイ企画の社報『紙ブログ』2025新春号(第58号)ができました!

2025年は大飛躍の年

 フジイ企画社報『紙ブログ』2025年新春号発行のお知らせです。新年度の紙面企画や体制についてのご相談が増えてきました。新たな挑戦をされるお客様をサポートできるよう、引き続き取り組んでまいります。

 納品後、お客様にはアンケートをお渡ししております。紙面について、ご感想やご要望などありましたらぜひお聞かせください。
 社報『紙ブログ』は無料でお送りします(PDFも可)。メールフォーム等にて連絡先・氏名と「紙ブログ希望」とお書きください。

 

 

『紙ブログNEWS』2025年新春号(第58号)contents

1面 嘘と洗脳を見抜き愛情豊かな社会へ
2面 【製作部あれこれ=連載21】〝題字〟は歴史の証人
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)2024広報研修会=全ダイハツ労連

年末年始休業のお知らせ
誠に勝手ながら、12月28日(土)~1月5日(日)の期間は、年末年始休業とさせて頂きます。
1月6日(月)から通常通り営業いたします。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどをお願い申し上げます。



〝題字〟は歴史の証人【制作部あれこれ21】

編集長が変わっても安定する紙面の〝秘密〟

編集長が変わっても安定する紙面の〝秘密〟

 この記事を書いている今は、ちょうど各種広報紙の年末号・新春号の制作がピークを迎えているところです。翌年の紙面企画や新年度の体制についてのご相談は年度末が一番多いのですが、年末の今の時期から徐々に増えてきます。春には人事異動や広報委員さんの交代もあるので、それを見越して紙面に新しい風を…ということで、年度途中であっても新たな挑戦をされるお客様も多いです。

人の意欲も状態も時に変化するけど…

私たちは長年お客様と相談しながら仕事をしているので、かなり古くからお世話になっているお得意様も結構いらっしゃいます。改めてその歴史を思い返した時、その間に委員長さんは何度も何度も交代されていますが、ずっと安定した紙面づくりをされているお得意様が多いのが、弊社の特徴です。
お客様とのお付き合いが長くなると、時代によって委員会の特徴や状況、熱意などリズムの変化があることに気づきます。委員長さんの意欲が強い時もあれば、他のことで忙殺されて身の入らない時期も経験しました(特にコロナの時など)。熱量の多い時は、紙面刷新についてよくご相談をいただきます。その内容の主なものは、題字(=新聞名)のデザインやタイトル名の変更、他にも紙面をカラーにしたい、写真やイラストを増やしたい、色合いを変えたい、という案もよくお聞きします。

伝統のある紙面は〝題字〟を変えないで

時代の変化に合わせて紙面を見直してみるのは大切です。ただ、〝題字〟に関するご相談を受けた時に必ずお伝えしているのは、「慎重に検討して下さい」ということです。以前のコラムでも述べたことがありましたが、題字やレイアウトフォーマットは、ずっと使い続けることが基本原則となります。なぜ原則かというと、読まれている紙面ほど、特に「題字」は想像以上にその団体の〝顔〟として定着していることが強いので、その時々の思い付きで変更を繰り返したりすると、そこで発行が途絶えてしまう例が不思議なくらい多いのです。
組織の歴史の波を乗り越えてきた価値を、次代へ繋げていけるかどうか?(次の担当者にも同じ熱量で引き継いでいけるか?)という視点が〝イイ〟広報紙には特に大切ですね。

お客様の熱意に沿った効果を考えます

紙面刷新は色々と考えるべきことが多いので「慎重に…」とお伝えするのですが、一方お客様からの「やってみたい」という前向きなご要望をお聞きできるのは、こちらとしても嬉しいことです。お客様と弊社とでアイデアを出し合って、思わぬ?効果を生み出すこともよくあります。お客様の良きパートナーとなれるよう、2026年も取り組んでまいります。

写真=題字が並ぶ…弊社編集サロンの「お客様作品の掲示パネル」

(社報『紙ブログNEWS』2025年新春 第58号)



紙面効果のある写真の選び方【制作部あれこれ20】

アルバム的な平等主義に配慮し過ぎないよう

写真集と広報紙の発行目的の違いとは
 沢山の人が集まる行事が増えてくると、一本の記事でも写真を多用することが多くなります。こんな場合、お客様からは「全員を平等に扱ってほしい」というご指示を時々いただきます。
 ここで編集者としての視点でご注意いただきたいのは、写真集(アルバム)と広報紙の、発行目的の違いです。
 目的が「写真アルバム」であれば、記録集の意味合いが強いので、インパクトより網羅性が大切です。一方「広報紙」は、当事者だけではなく関係者すべて、さらに外部へ広報活動として利用する場合もあります。つまり不特定多数の読者に伝わる紙面づくりがポイントです。

言葉で表せない情感をひと目で伝える
 さて写真選びですが、どれが正解ということはありません。生徒達の真剣な表情や躍動感を通して、読者に熱気や臨場感を伝えられれば〝良い紙面〟ということです。傾向としては集合写真を選ぶ方が多いように思います。卒業アルバムのイメージが強いのか、無難なのですが、読者へのインパクトは非常に弱まります。被写体がカメラを意識していないスナップ写真の方が、情感をよく伝えるので、アイキャッチ(メインイメージ)を見つけるのがまず基本です。

読者を引きつけるイキイキした紙面を
 広報紙は他の記事も掲載されるものなので、1記事に1枚だけでも良い写真があれば、紙面はよりイキイキした印象になります。写真の扱いについては編集方針に立ち戻って、ぜひ検討してみてください。

(社報『紙ブログNEWS』2024年秋 第57号)



フジイ企画の社報『紙ブログ』2024秋号(第57号)ができました!

秋の風に導かれて

 フジイ企画社報『紙ブログ』2024年秋号発行のお知らせです。春から続いていた各種広報紙〝夏号〟の納品がひととおり完了し、ホッとしているところです。これから行事が増えてくる季節となりますが、引き続き、皆様の紙面づくりをサポートしてまいります。

 納品後、お客様にはアンケートをお渡ししております。紙面について、ご感想やご要望などありましたらぜひお聞かせください。
 社報『紙ブログ』は無料でお送りします(PDFも可)。メールフォーム等にて連絡先・氏名と「紙ブログ希望」とお書きください。

    
  
  
 
『紙ブログNEWS』2024年秋号(第57号)contents

1面 人の営みが息づく経済とは経世済民
2面 【製作部あれこれ=連載20】写真の選び方
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)広報企画課の先生方=大阪府立西成高校



2024年 夏季休業のお知らせ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では8月13日(火)~8月16日(金)の期間を、夏季休業とさせて頂きます。8月19日(月)から通常営業いたします。期間中は、お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
休業後は、これまで以上にお客様にご満足いただけるサービスの提供を目指して精進して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

 



フジイ企画の社報『紙ブログ』2024夏号(第56号)ができました!

心が躍動する季節

 フジイ企画社報『紙ブログ』2024年夏号発行のお知らせです。7月頃はお盆休みに向けた夏号の制作がピークを迎えます。年度が変わって初めての発行ということで、春に新しく交代されたばかりの委員長さんも多く、その方の個性が開花する時期でもあります。引き続き、皆様の紙面づくりをサポートしてまいります。

 納品後、お客様にはアンケートをお渡ししております。紙面について、ご感想やご要望などありましたらぜひお聞かせください。
 社報『紙ブログ』は無料でお送りします(PDFも可)。メールフォーム等にて連絡先・氏名と「紙ブログ希望」とお書きください。

 

 

『紙ブログNEWS』2024年夏号(第56号)contents

1面 自立自尊の精神が共同体社会を創る
2面 【製作部あれこれ=連載19】継続できる編集体制
3面 【私の休憩室】(スタッフコラム) 【私の一枚】スタッフの写真コーナーです
4面 【季節のあしあと】
(タイトル写真)春の編集委員会で=羽曳が丘小学校



継続できる編集体制【制作部あれこれ19】

編集部のリーダーは技術屋では続かない

リーダーによって変化する委員会運営
 よい紙面づくりには編集技術などはあまり関係なく、リーダーの考え方や感性、つまり意識のあり方によって紙面の方向性が決まっていきます。広報紙の発行は、この個性とリーダーシップが影響する度合いが高い分野なので、特に委員会の運営と継続発行については様々な課題が発生することがあります。

「できる人」に任せすぎないこと
継続発行に関して、弊社によく寄せられるのが「広報紙制作担当者がやめたり、異動したりしたため、代わりに担当できる者がいない」といったご相談です。こういった事例では、リーダーの方がPC操作やデザインの技術を持っていたり、紙面づくりへの強い〝こだわり〟を持っていたりなどの理由で、一人でほぼ全ての業務を抱えてしまっていることがあります。「できる人」が全てやってくれたら助かりますし、周りからも任せられがちになりますが、その人がいなくなるだけで途端に発行が難しくなるケースが結構多いです。

リーダーの仕事は編集部のまとめ役
〝こだわり〟もある意味では大切なのですが、広報紙は定期発行が原則で、組織活動の根幹でもあるため、負担が集中しない安定した体制づくりが最も大切です。
弊社では、これらの傾向は理解していて、年度初めのレクチャーでは以下のような提案も行っています。
①編集委員会の体制づくりのこと=委員会のコミュニティ化提案
②伝えるべき重点項目の整理と提案=パターン化しても読まれる紙面企画の建て方を提案
③継続発行の持続・安定化への提案=ルーティン化の方法の提案など
編集委員会の業務負担をできるだけ軽減し、企画や取材に力を入れられるよう提案しています。

紙面は多くの人の総意で作られる
様々な制約があるかとは思いますが、紙面づくりになるべく多くの人に参加してもらうことで、組織自体も活性化すると考えています。

写真=医療福祉生協おおさか東エリア編集委員会

(社報『紙ブログNEWS』2024年夏 第56号)