共感=仕事以外のことを伝える【第10回“紙ブログ”広報セミナー2014より】

 もう12月に突入してしまいました。何かと気ぜわしく感じる時期ですね。フジイ企画でも年末の仕事を前倒しで取り組んでいるところです。11月28日は、年内最終の『第10回“紙ブログ”広報セミナー2014』を行いました。ワーカーズコープの細川社長には今回もご参加頂き、最新事例をもとに考えていきました。(キョーコ)

 
地域のコミュニティ紙に記事を投稿してみる!?
 この一年「ソーシャルメディアの発達した今、時代遅れに見える紙広報物にどんな効果があるか。ブログ・SNSを日常的にやっている人の紙広報物への取り組み方」を軸に、テーマ分けして進めてきました。今回のセミナーは番外編(よく番外編をしますが…)、『自社』を離れて、『地域のコミュニティ誌への投稿』といった一風変わった視点から、広報紙=新聞の意味を考えてみました。
 
広告記事は費用が発生します…ではなにを?
 地域コミュニティ紙といえば、広告ばかりを掲載した集合チラシの類とは異なり、地域に密着した生活情報をメインに掲載しています。自社新聞を発行する余力のない方は、ここへのコラム掲載などを申し出てみては…というお話です。「なんで?なにを?」。当然、自社の企業宣伝はできませんよね。「宣伝するなら広告料を払え」ってことになる。で、知恵を絞って、あえて生活情報として自分しか書けない記事を提供するのです。今回テーマは費用をかけずに本来の広報の力を試そうというものです。
 
で宣伝チラシと広報紙の違いを知ろう
 ただ、どんなコラムにすればいいかというのは課題です。その人(企業)ならではであって、地域の人に役立つ情報であるべきですから、ここはじっくり考える必要があります。自分の考え方やポリシーも大事です。こんな風に地域に密着した紙面に参加することから広報紙に取り組めば、宣伝と広報の意味がわかってきます。つまり、広報誌は単純に自社の商品・サービスを宣伝しているのではないということを…。では?
 
商品を買う決定要因は品質やブランド力ではない
 いつもお話しするのですが、『この商品(サービス)を買おう』と決定する第一要因はなんでしょうか。『商品の品質のよさ』や『企業の知名度』ではありません。ダントツが『担当営業マンが好きか嫌いか』(70%以上)です。つまり、商品購入のほとんどが、品質やブランド以上に営業担当者への信頼感が決定要因だということになります。広報紙のアプローチは、コミュニケーションづくり→信頼感→共感であるのですね。共感は本音のお付き合い。本物の時代はそこから始まります。そうした視点で紙面づくりに励みたいものです。
 
ブログに近い“新聞づくり”をめざして
 この一年『“紙ブログ”広報セミナー』と題してやってきました。この時代ならではの「広報紙づくりへの第一歩は、ブログを書くこと」が近道という趣旨です。ブログ、SNS(フェイスブックなど)を日常的にやっておられる方は、このコミュニケーション→信頼感→共感を経験的に理解されています。新聞づくりはそれに方向性(ベクトル)を示すこと。商品チラシとは違いますね。今回は、SNS(フェイスブック)→ブログ→HPの役割の違いと最終的にHPへフローも考えてみました。来年は『広報』という表現は抽象的なので単純に『新聞』という表現に変えてみたいと思ってます。またよろしくお願いいたします。



三国ヶ丘地域紙掲載の『メゾン・ド・イリゼ』さんを訪問して…

20141121地域の方と一緒に築けるコミュニティ紙になってほしい!
 三国丘中学校区には、『三国の丘からの風』という地域コミュニティ紙があります。「自分たちの住むこの地域をもっと元気にしたい! 人と人との交流を応援したい!」という思いと共に、特に、頑張っている商店の人たちに、「本当の意味で役に立つためにこの紙面作りに参加・活用してもらいたい!」という目的があります。実際は「けやき通りまちづくりの会」の方々が編集委員として発行しているのですが、運営がなかなか難しくて、どんな風に活性化させていけばいいのか、いいアイデアが浮かばず…。

「この地域で頑張って仕事をされている方に相談しよう」と…
 そんな時、社長が「この前けやき通りを車で通った時に、きれいな喫茶店ができてたなぁ。」と言ったのにピンと来て「それきっと『メゾン・ド・イリゼ』さんですよ。」と答えました。そして、新しくこの地域で仕事を始められた方に一度相談してみようよ。ということになり、アポを取って11月14日にお伺いしてきました。

知的・精神障害者や引きこもりの方の経済的自立を目標のカフェです
 「メゾン・ド・イリゼ」のオーナー小笠原さんは、『三国の丘からの風』の18号に掲載したばかりで、知的・精神障害者や引きこもりの方の経済的自立を目標にこのカフェを立ち上げ、彼らが活躍できる職場作りに取り組んでおられる方です。

紙面づくりと活性化へたくさんのご意見を伺って…
 お店に入ると、各テーブルに『三国の丘からの風』が置いてあり、お客様の手に取りやすいようにされていました。「この『三国の丘からの風』を軌道に乗せるために、実は悩みまくっているんです」と伝えると、小笠原さんは気さくな雰囲気でご自身のお考えをお話くださったので何だかホッとしました。地域紙にも関心をお持ちのようで、「活気のある商店・企業の方が紙面作りに参加して、それが数珠繋がりのように地域全体に広がっていけばいいですね。」ともお話くださり、公開編集会議についてもまた是非相談させて頂きたいと強く感じました。

ご一緒に紙面づくりができたら嬉しいです
実はこの写真、話すことに集中してしまいブログに載せたいのに撮影し忘れ、すぐに戻って撮らせて頂いたものなんです。お忙しいところ何度も対応して頂き本当にありがとうございました!
 また公開編集会議は賑やかな場所になることが一番の願いです。読者の皆様もぜひご参加頂ければ幸いです。(キョーコ)


HPのリニューアル=経営指針の具体化と連動!!【2014.11月度早朝営業会議】

  11月も中旬となると、寒さもグッと冬らしくなってきましたね。巷では風邪が流行っているようです。体を冷やさないように気をつけなければ。11月度の早朝営業会議(11月12日)には、我々女子チームも防寒対策をして臨みました。(キョーコ)

 
価格表を提示することの意味…再検討?
 早朝営業会議は、主に前回に引き続きホームページの改善です。10月の会議では、そのうちの一つとして今まで「複雑すぎて明記できない」と思い込んでいた価格表の表示を一気に決めました。しかし、この1カ月の間に価格表の骨格はできたもののそこで立ち止まってしまうことに。「どこまで明示する?」→「余計お客様にはわかりにくい」→「本当に明示する意味あるの?」という思考の循環が始まってしまいました。
 
当社のサービスと価値を自ら表すこと
 本来の価格表示の目的は、当社の仕事(サービス)の内容と価値を誤解なく伝えるということでした。つまり印刷会社の単価表では表せない部分を明示することで、当社の仕事内容を知ってもらうこと。つまり事業の根幹部分の仕事を数字で明らかにすることなのですね。
 
これは思考の習慣からの脱皮が必要
 では「なぜ思考の循環が始まったのか」を考えてみると、これは今まで培ってきた経営理念と指針の具現だからです。つまり会社の方向性のブレをなくすということ。これまでの習慣(考えるクセ)からの『脱皮』の課題であり、少し仕組みを変えるといったことではなかったからですね。これは新たなチャレンジと表裏一体です。
 
その問題もすぐに解決に向けて
 そこでもう一度、価格を上回り、引きつける付加価値を見つけだそうと意見を出し合いました。「当社のモットーは?」「お客様からの反応は?」など多方面から引き出し始めたのですが、これが、案外ポンポンと意見が集まったのです。実は、これは私は少し意外でした。今までは、意見を出すのにウンウンと考えあぐねていた気がするからです。
 
論議の繰り返しでハードルも低くなって
 では今回は、なぜすぐに意見が出たか?それは、今までの早朝営業会議を受けてどんどん業務改善を繰り返しているからかも。大きな課題でもハードルが知らぬ間に低くなっていて、すぐに気付く事ができたのではないかと思います。少しずつですが、実になりつつあるんだなぁと実感でき、嬉しくなりました。あとは、この「フジイ企画ならでは」をどうやって打ち出すかです!

2014年早朝営業会議エピソード
【2014.1月度】2月から新『編集セミナー』を開催します http://www.fujii-net.com/?p=342
【2014.2月度】お客様が成果を出せる体制をhttp://www.fujii-net.com/?p=352
【2014.3月度】顧客から選別される時代の営業http://www.fujii-net.com/?p=358
【2014.4月度】小さな会社でも責任分担と権限が必要http://www.fujii-net.com/?p=366
【2014.5月度】“よい”より“納得”の紙面と工程づくりhttp://www.fujii-net.com/?p=372
【2014.6月度】お客様の「不安」「不満」に立ち向かう仕組みづくりhttp://www.fujii-net.com/?p=376
【2014.7月度】お客様のお悩み解決と紙面の向上のアンケートをhttp://www.fujii-net.com/?p=382
【2014.8月度】“受注時コミュニケーション”マニュアル?http://www.fujii-net.com/?p=389
【2014.9月度】本当に頼りになるHPづくりに着手http://www.fujii-net.com/?p=407
【2014.10月度】「価格表」のHPでの公開を議論http://www.fujii-net.com/?p=765
【2014.11月度】HPのリニューアル=経営指針の具体化と連動!!http://www.fujii-net.com/?p=769
【2014.12月度】新ホームページの枠ぐみができましたhttp://www.fujii-net.com/?p=772



コミュニティ紙に学ぶ新聞づくり【第10回“紙ブログ”広報セミナー2014】

140930‘æ10‰ñƒZƒ~ƒi[’mƒCƒxƒ“ƒg  こんにちは。いよいよ11月、あっという間に2014年も残りふた月。『紙ブログ広報セミナー』も年内最終となりました。  この一年間、このインターネット時代に紙広報紙(新聞)の発行にどんな意味と価値(いいこと)があるの?ということを様々な角度から考えてみました。(な)

広告じゃない広告!?って
 最終の今回(10回)は、「新聞づくりの意味や効果はわかったけど、それでも新聞発行に手間や費用を割けない」という方に、ちょっと違った角度からお話したいと思います。当社の関与しているコミュニティ紙をベースに、広告(記事広告=ペイパブ)ではないコラムづくりでアピールする方法です。「では、何をどのようにアピールするの?」。これが今回のポイントです。
 
コミュニティ紙は地域ネタを大事にする
 直接新聞や雑誌に広告を掲載するのと違って、地域の紙面に関与していく方法です。端的に言えば〝まちゼミ〟の新聞版。これは別の意味で安価でアピール度の高い表現の場となると同時に皆様のスキルもアップします。「地域紙は地域ネタをほしがっている」。これは当社がコミュニティ紙自体の活性化という最大の課題から導き出されたことで、これを皆様の新聞につなげようという最新のテーマです。興味のある方はぜひお気軽にお申し込みくださいね!  
 
 『“紙ブログ”広報セミナー2014』(10)
日 時 2014年11月28日(金)
      18:00~19:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名
参加費 1,000円/1名
内 容 ①「広告じゃない広告!?」
      コミュニティ紙に学ぶ新聞づくり
     ②実践編「皆様の広報紙を考える」
      もしお持ちでしたら、皆様がこれまで発行された広報紙をご持参ください。
テキスト 小冊子『肌で感じる編集サロン』など
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名 

 
お申込み方法
以下のアクセスで「お名前・ご住所・お電話番号・ご参加人数」をお願いします。
イベント案内で発信しています。facebookご利用の方はここからでもお申し込みできます。
当社HPのメールフォーム】『なんでもメール』
【E-mail】info@fujii-net.com 
【お電話】フジイ企画TEL:072-227-2790(受付時間:平日 10:00~17:00)


季刊『三国の丘からの風』2015年新年号(第19号)公開編集会議のご案内

20141024_01 「けやき通りまちづくりの会」が発行する地域コミュニティ紙『三国の丘からの風』2014年10月号(第18号)が、10月中旬に発行されました。三国ヶ丘地域の皆様のお手元に届きましたでしょうか。
 
 この『三国の丘からの風』は、地域の方々が編集委員となって作っている地域コミュニティ紙です。この18号も、「読者の方に役立つ情報を。地域の繋がりが作れるような内容を。」という思いで作成し、今回も地域にかかわる素敵な方々のご紹介や、地域で開催されるイベントの予告や報告を掲載することができました。
 
 これを手に取られた読者の方はどんな風に受け取っておられるのでしょうね? 是非皆様の生の声をお聞かせ頂ければ、大変うれしく思います。
今回もまた「どなたでも参加OK」の公開編集会議を開催しますので、こちらに是非ご参加いただければありがたいです。発刊当初から地域の皆様ご自身で送り出すコミュニティ紙として、2012年の11号以来、広く公開形式の会議にしております。
 
 『三国の丘からの風』を読んだことは無いけど、コミュニティ紙作りには興味があるという方、コラムを書いてみたい方、掲載してほしい内容があるという方も、ご参加頂ければと思います。
次号(冬号:1月中旬発行・第19号)に向けての会議は下記の日程で開催します。居住地域も問いません。広い視点でご参画頂ければ大変ありがたいです。どうぞご参加くださいね!(電話やメールでも随時受け付けております。)
 編集会議の公開の趣旨は2012年11月のご案内ページに記載しております。ぜひご参照ください。(キョーコ)
 

「三国の丘からの風」2015年冬号公開編集会議

日 時 2014(平成26)年11月12日(水)
     14:00~16:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画事務所内
    (堺市堺区柳之町東1-1-7 A203)
定 員 10名程度    参加費 無料
内 容 1.地域『営業』に役立つコミュニティ紙について
    2.交流とまちづくりのためのご提案
    3.『三国の丘からの風』2015年1月号企画案の検討
主 催 けやき通りまちづくりの会
 ご参加のご意思、またご要望、投稿などはフジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで 堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790 Mail info@fujii-net.com フジイ企画facebookページでもご案内しています。
 
『三国の丘からの風』2014年秋号(10月)のヘッドラインです
1面【特集】
○障害者・ひきこもりの人に自信を持って社会で活躍できるサポート/株式会社グランディーユ代表取締役…小笠原さん
 
2面【地域のイベントレポート・お知らせ・交番より】
○和やかな体操教室 11月も開催…鳥羽さん
○けやきの根元にナガバジャノヒゲ…けやき通り清掃活動
○第28回歴史遺産公開勉強会で地域の歴史を学びませんか
旧天王貯水池の秋の一般公開…けやき通りまちづくりの会
○【こちら三国ケ丘の交番で~す!】
 
3面【「今日もこの街で」お仕事紹介】
○コーヒーで地域の方と交流/喫茶「アトラス」
○地域の方に愛される店を/「メゾン・ド・イリゼ」
 
4面【地域のイベントお知らせ・編集後記】
○全国の刑務所から作業製品など集合「第27回関西矯正展」
○運動会に遊びに来てね!/なかよし保育園
○ぬくもりコンサート/堺キリスト教会
○第4回おもしろ堺歴史サロン/ルネッツタカラヤ
○【編集後記】



広報紙で“思い”を実現するナビ効果【第9回“紙ブログ”広報セミナー2014より】

  こんにちは。毎月開催してきた『紙ブログ広報セミナー2014』も、10月17日で9回目を迎えました。いよいよ来月で本年最終回となります。この2回は、「広報紙の本来の目的以外の効果」について、切り口を変えてお話を続けてまいりました。前回(第8回・9/26)では、『自己コンサルティング広報』?というテーマで、会社(組織)の企画や戦略づくり、ノウハウのマニュアルづくりなどの取り組みの成果アップには広報紙が効果的だというお話でした。第9回セミナーは、自分(自社)の想いを形に導く「ナビゲーション」効果について、今回も細川社長(ワーカーズコープ)とともに進めてまいりました。(な)

 
目標さえあれば自動的に導いてくれる効果って
 広報のナビゲーション効果? 前回のテーマ「自己コンサルティング」と切り口が似ているのですが、「こういうことをしたい」「こんな企業に…」という個人や組織のビジョンや目標があるなら、(広報紙で)それに沿ったカテゴリー=コラムを設定して継続するうちに、その目標に向かって自動的に導いてくれる…つまり車のナビシステムのような効果についてのお話です。
 
“思いを紙に表出することで見える地平線
 広報紙は基本的には定期発行が原則ですね。つまり継続したテーマで記事を書いていくと、これまでの足跡が目に見える形で残ります。今おぼろげでもやりたいことがあれば、まず言葉(文字)として表に出すことから何事もスタートしますよね。そこで頭のなかで色々と考えていることをまず外に出す。これを紙面の記事のコラムとしてやってみようということです。定期発行が原則の紙面でこれを続けると新たな地平線が見えてくることがあります。これは“思いの外化”と“あしあと(記録性)”の効果でしょうか。過去の積み重ねと経過が目に見えるから、「目的に向かってやってみよう」という気持ちにさせてくれます。
 
難しい課題も楽しく取り組める法則
 「何度も論議されていて“しなければならないこと”は大体“やりたくないこと”」と…うちの社長は考えているようですが、やらなきゃいけないと気負うより、自発的にやってみよう!と思うほうが当然うまくいいきますよね。実はこのテーマは、フジイ企画でもコラムで継続的にやっていて気づいた法則?でもあります。つまり、当初は「面白いかも…」ぐらいでコラムカテゴリーを立てただけなのに、継続するうちに思わぬ成果やアイデアが生まれたり、コラム自体のアイデンティティも確立するという効果です。
 
議論の経過を公開することで得た方向性
 これを自社の例で少し…。当社では千差万別な受注形態の見積もり価格を、可能な限り一覧表化してをネットで公開することになりました。でも、これまで当社の受注形態ではそんなことは不可能だと思っていました。ただ月1回開催している早朝営業会議内容を、毎月発行している『紙ブログNEWS』内のコラムに継続掲載することを始めてから、自動的に解決可能な課題となったのです。ラインナップとして受注前と納品後の取り組みの見直し→お客様のご要望ごとの分類の仕組み化→というテーマで順次掲載していく中で「価格表提示は必要」という命題に行き着いたのです。これは当初コラム立ち上げの時に予想していたことではありません。社内会議を議事録として残すだけだったとしたら、これ“永久課題”で終わったかもしれません。
 
目標の実現可能性などを考えなくても…
 今回のセミナーのタイトルヘッドはあえて“企業(組織)の…”という“冠”をはずしました。まず(個人の)思いをどのくらい表に出せるかということが大事なことですね。そういう意味で、今回のセミナーでは『経営指針を基礎に』とか、目標の“実現可能性”から考えるのをやめて、皆様が目的・目標にしたことや思いを“外化”することで導かれる効果をじっくり考えてみました。広報紙をたたき台に思いが実現する…これが、楽しく永続きする紙面づくりの本質に近いのかもしれません。
写真=読書談義を交えて…


「価格表」のHPでの公開を議論【2014.10月度早朝営業会議】

この10月は皆既月食もあったけど遅い台風にも見舞われ、涼しさも増して朝は寒いと感じることもあるこの頃…。報告が遅くなりましたがこの8日、10月度の早朝営業会議を行いました。9月度の報告でもお伝えしましたが、現在、当社のホームページを改善に取り組んでいます。先日(10日)も企画会議を行い着々と進めておりますが、今回の会議で焦点になったのが、これまで触れなかった価格表についてです。(キョーコ)

「紙面づくり」と「印刷工程」と2種ある見積もり基準
 現在のフジイ企画のHPのページでは単価表なるものがなく、標準的な価格例を掲載しているだけです。印刷物の見積もりというのは、用紙代、印刷代(通し料金)、製本費などの下流工程部分と版下組版、デザイン制作、ディレクションといった上流工程部分と大まかに2つにわかれます。当社もそれぞれ単価基準書があります。下流工程(印刷代・用紙代など)については一覧表化は割と単純なので今でも公開が可能ですが、上流工程(つまり紙面づくり紙面づくり)については、原稿の出稿量やお客様の出稿状態や求められるサービス内容によって違うので、一覧表化するのが難しいということで、これまで掲載していませんでした。
 
これまで「価格表」プラス「見積もり」部分の合算で
 ご存知のように当社の「編集プロダクション」としての特徴は、ご要望に沿った印刷物を迅速にかつ効果のあるものとしてお客さまと一緒に作り上げていくことです。つまり当社のサービスの心臓部は印刷物の訴求効果を上げる紙面づくり。つまり上流工程のディレクションが中心です。この部分についてはそれぞれのお客様の要望や当社の関与度合い、また作業内容などによって分化されているので、当社価格基準で見積お書には記載してあるのですが「価格表」ということになると「できないもの」としてこれまであまり論議されてきませんでした。
 
これまでの改革で価格の“見える化”も可能に
 でも、それではお客さまにとって「不明瞭・不明朗」という誤解や「高い」という印象が生じているのでは…ということが議論の重要な焦点になり、今回のHPリニューアル時に価格表をご提示することになりました。というのもこれまで続けてきた一連の業務改革、つまり「顧客満足と迅速な工程の両立」のための受注前と納品後の取り組み(6月度営業会議報告を参照)に引き続いて、「お客様のご要望の分類」(8月度営業会議報告を参照)を“仕組化”してきた結果、相互の信頼感を増す「価格表提示」が“可能”であるとの立脚点にようやく立つことができたためでもあります。
 
より相互の信頼感を形成するためにも
 このことで、どの作業にいくらの費用が発生するかが事前にお客様で把握できるし、未知のお客様にも「決して高くない」と安心感を持っていただけます。これはお客様はもとより当社にとっても様々なミスマッチの防止になるなど、当社のスキルの基準化と作業工程への安心感を高めます。もちろんすべての項目の価格表示は不可能ですが、できるだけ計算可能な形にします。そのためのしっかりした仕組みづくりとなるよう検討中です。当社のサービスを必要とされるお客様に「この金額なら納得!」と思って頂けるように、これまで以上に気を引き締めて取り組んでいきたいと思います!

写真=10月10日の第2回目のHPリニューアル打ち合わせ

2014年早朝営業会議エピソード
【2014.1月度】2月から新『編集セミナー』を開催します http://www.fujii-net.com/?p=342
【2014.2月度】お客様が成果を出せる体制をhttp://www.fujii-net.com/?p=352
【2014.3月度】顧客から選別される時代の営業http://www.fujii-net.com/?p=358
【2014.4月度】小さな会社でも責任分担と権限が必要http://www.fujii-net.com/?p=366
【2014.5月度】“よい”より“納得”の紙面と工程づくりhttp://www.fujii-net.com/?p=372
【2014.6月度】お客様の「不安」「不満」に立ち向かう仕組みづくりhttp://www.fujii-net.com/?p=376
【2014.7月度】お客様のお悩み解決と紙面の向上のアンケートをhttp://www.fujii-net.com/?p=382
【2014.8月度】“受注時コミュニケーション”マニュアル?http://www.fujii-net.com/?p=389
【2014.9月度】本当に頼りになるHPづくりに着手http://www.fujii-net.com/?p=407
【2014.10月度】「価格表」のHPでの公開を議論http://www.fujii-net.com/?p=765
【2014.11月度】HPのリニューアル=経営指針の具体化と連動!!http://www.fujii-net.com/?p=769
【2014.12月度】新ホームページの枠ぐみができましたhttp://www.fujii-net.com/?p=772



第9回『“紙ブログ”広報セミナー2014』(10月17日)開催のご案内

1400805‘æ7‰ñƒZƒ~ƒi[’m こんにちは。いよいよ10月、あっという間に2014年も残り3ヶ月ですね。、郵便ポストに年賀状のチラシが入っていて少しびっくりしました。さて、毎月開催している『紙ブログ広報セミナー』も残り2回となりました。

 ここ最近のセミナーの流れとして、第7回(8/22)でネット広報と紙広報物との機能・役割の違いを見て、前回第8回(9/26)では広報紙の「広報効果以外の価値」についてお話してきました。特に前回からは広報紙の発行の(商品やサービス、考え方や組織のポリシーを伝える)本来の目的を離れて、皆様の会社(組織)の企画や戦略づくり、ノウハウのマニュアルづくりなどの取り組みのツールとして広報紙を使おうというお話をしました。今回はその第2弾といえるもの。テーマは「想いを形に導くナビ効果」。自分のこれからのビジョンや計画をコラムカテゴリとして捉えようという試みです。、様々な戦略の広報紙利用で組織の方向性が見えてきます。

 というわけで、今回も「広報効果以外の価値」について皆さんと考えていきたいと思います。もちろん初めてのご参加でも大丈夫ですので、興味のある方はぜひお気軽にお申し込みくださいね!

『“紙ブログ”広報セミナー2014』(9)
日 時 20141017日(金)※24日の予定から変更しております
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名
内 容 ①「想いを形に導くナビ効果」
      方向性が生まれるカテゴリーづくり
    ②実践編「皆様の広報紙を考える」
     もしお持ちでしたら、皆様がこれまで発行された広報紙をご持参ください。
テキスト 小冊子『肌で感じる編集サロン』など
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名 

 
お申込み方法
以下のアクセスで「お名前・ご住所・お電話番号・ご参加人数」をお願いします。
イベント案内で発信しています。facebookご利用の方はここからでもお申し込みできます。
当社HPのメールフォーム】『なんでもメール』
【E-mail】info@fujii-net.com 
【お電話】フジイ企画TEL:072-227-2790(受付時間:平日 10:00~17:00)


広報紙発行は独自アイデンティティ形成に威力【第8回“紙ブログ”広報セミナー2014】

 9月も後半となり、夜はだいぶ涼しくなりました。2014年の『紙ブログ広報セミナー』も第8回目(9/26)となりました。今回も細川さん(ワーカーズコープ)とご一緒に進めさせていただきました。今回のテーマは「自己コンサルティング広報・広報紙発行は広報効果以上の価値」。毎回ホワイトボードにその日のテーマを貼っているのですが、細川さんが開口一番「自己コンサルティング???」。今回はこれまでの流れからこのテーマになったのですが、広報紙発行の目的は自らの企業(団体)の取り組みについて広く知らせることですね。ですが広報紙の効果と価値はそれだけではない。これが今回のテーマです。(な)

 
広報効果(読まれているか)だけを考えると続かない!?
 じゃあどんな効果が?という前に…。本来の広報紙の目的は、会社(団体)の商品・サービスや考え方を広く知ってもらおう…ということですね。ただ、それが読者にキッチリ届いている(伝わっている)かどうかを検証しようとしたら、実をいうとなかなか難しいのです。それが「手間の割に効果が見えない」として皆様が広報紙の発行自体を敬遠する理由の一つかもしれません。でも広報紙づくりづくりの意義はそれだけではありません。
 
広報紙の「記録性」という機能を利用して…
 広報紙の発行の取り組みを、もう少し別の角度で見てみようというのが今回の狙いです。過去のセミナーでもお話ししていますが、広報紙の機能のひとつに「記録性」というものがあります。ブログ・SNSは古いものはどんどん流れてしまいますが、広報紙は手に取れるカタチとして残ります。今回のお話は広報紙を利用して社内のスキル蓄積や、営業戦略作りそのものをやっていこうというものです。
 
「独自戦略」構築や「技術の伝授」「マニュアル」づくりそのものに利用
 広報紙を発行する本来の目的はひとます置いておいて、「自社の技術力アップ」、や「営業戦略づくり」のための皆様の取り組みを考えてみましょう。会社なら新しい時代を見据えて営業企画会議やら社内研修、また「ノウハウのマニュアル化」などいろんな取り組みをされてますね。今回は以前お話しした紙面の『コラム』化を利用して、文字通り「営業戦略作り」や自社の「スキル構築」「マニュアルづくり」にそのまま利用するのです。例えばこの「フジイ企画“紙”ブログNEWS」の中の、『早朝営業会議より』や今書いている『肌で感じる編集サロン』というコラムもそうです。
 
広報紙化で単なる“会議の議事録”を超えた生きた資料に
 『早朝営業会議より』は月に一度社内で行われる営業会議の内容について連載しているコラムです。いくつか読んでいただければ気づかれるかもしれませんが、これは単に会議の議事録ではありません。実際の会議では営業戦略についての到達点や問題点、社外秘の事項や生々しい話もあるのですが、それをそのまま掲載するのではなく、その時々のトピックスや自社特有のやり方や課題などエッセンスの部分を取り出し、加工して掲載しています。

読者の視点を通過する“戦略”や“ノウハウ”の大きな価値
 議事録と違う点とはなにかと言えば、社内で議論して練りこんだ内容でも「一般読者」を想定してポイントを絞って書き直すということです。広報紙として発行するためには、他の人が読んでも面白く・役立つような記事にするべきですよね。そのためには決まったことやノウハウでも内容を整理し、誰もがわかるようにする必要がありますね。この作業は思いのほか、会議のための会議から脱出して自己の振り返りになったり、新たな解決可能な課題が見えたり、そのものがノウハウになってくることになります。

心臓部のコラム化は組織の羅針盤づくりそのもの
 この広報紙の“記録性”という機能を利用して上記のように読者を意識して書いた記事は、簡単にまとめられていて、積み重なれば自身のテキストやマニュアルそのものに(しかも活字化されて)なります。私達も、会議を振り返るときによく『紙ブログ』バックナンバーを見て以前に構築したノウハウや決めごとを検証しながら進めるのです。これをまとめれば一冊のノウハウ本になります。つまり広報紙を継続すること自体が向かうべき方向の羅針盤となり、独自のアイデンティティが形成することにもなるのです。

10月は日程変更になります
 そういったわけで、今回は広報紙の「広報効果」とちがった価値についてお話いたしました。さて、次回セミナーは予定を変更して10月17日(金)18時からの開催となります。2014年度のセミナーも残すところあと2回(10月・11月)となりました。内容は1回ずつで完結するようにしていますので、初めてのご参加でも問題ありません。直前まで受け付けておりますので、ぜひお越しください!


第8回『“紙ブログ”広報セミナー2014』(9月26日)開催のご案内

20140919  こんにちは、段々肌寒くなってきましたね。きのう(9/18)はフジイ企画のホームページ・ブログのリニューアルのために、Nさんにお越し頂き、一緒に検討いたしました。先月の第7回セミナー(8/22)では「ブログカテゴリーから考える紙面企画」というテーマでブログ・SNSをどう活かすか…ということでしたが、カテゴリ分けも含めて、ネットコンテンツの扱いについては私たちも同時進行で取り組んでいます。(な)
 
「“自己コンサルティング”広報―広報紙づくりの広報効果以上の価値」
 さて、告知がかなり遅れてしまいましたが(すみません!)、今月も第8回の『“紙ブログ”広報セミナー』を開催いたします。今回のテーマは「“自己コンサルティング”広報―広報紙づくりの広報効果以上の価値」です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、今まで広報紙づくりの目的と方向性のお話しをしてきましたが、今回は少し発展?して…。広報紙の本来の目的以外、つまり会社(組織)技術、人、スキルなどを伝えるといった「広報効果」以外の組織強化のメリットについて深くみていきたいと思います。この内容は以前から取り上げてきましたが、もう一度深めて皆さんとお話しできればと思います。
 開催日まであまり日数がありませんが、直前まで受け付けています。メールやお電話などでも構いませんので、ぜひお気軽にお申し込みくださいね!
 
 
『“紙ブログ”広報セミナー2014』(8)
日 時 2014年9月26日(金)
     18:00~19:00
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名
内 容 ①「“自己コンサルティング”広報」
      広報紙づくりの広報効果以上のメリット
    ②実践編「皆様の広報紙を考える」
     もしお持ちでしたら、皆様がこれまで発行された広報紙をご持参ください。
テキスト 小冊子『肌で感じる編集サロン』など
会 場 編集プロダクションフジイ企画 事務所内
定 員 8名    参加費 1,000円/1名 
 
 
お申込み方法
以下のアクセスで「お名前・ご住所・お電話番号・ご参加人数」をお願いします。
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