地域交流紙『三国の丘からの風』が創刊2周年です

  堺市の三国丘中学校区内という非常に狭いエリアから地域の活性化を目指すコミュニティ紙『三国の丘からの風』(季刊)が、おかげさまで今月発行の2012年夏号(第9号)で創刊より丸2年を迎えました(けやき通りまちづくりの会発行)   

 このコミュニティ紙の本来の趣旨は地域のいわゆる「まちづくり」「活性化」を目指すという大目的があり、「商店」「工場」を含めた様々な方々との交流を通じ、本来の意味での地域(経済)再生を目指しています。
 
 創刊当初は「こんな狭い地域で続くの?」「取材スタッフが集まるのか?」という声も出て、不安だらけのスタートでした。しかしこの2年の間に地域の編集スタッフも増え、内容も号を重ねるごとに改良され、知名度も少しずつ高まり…今では記事を載せて欲しいという掲載依頼も頂けるくらいになりました。
 
 ■『三国の丘からの風』バックナンバーのPDF版を差し上げます
 それに伴ってバックナンバーが欲しいとのお問い合わせも頂いていますが、古い号ではもう在庫がないものもあり、またPDFで欲しいという声もありましたので、この度「三国の丘からの風」の全号のPDF版を作成しました。必要な方は送付先、必要号数をご記入の上、メール、facebookのメッセージなどでご連絡ください。
 
 ■住民との交流に結びつく広告出稿のお願い
 『三国の丘からの風』の編集・制作費はすべて皆様の出資(広告)にてまかなわれています。今後も紙面の維持発展の為、ご協力頂ける方を募集しています。1枠(38.5×45mm)8,400円、広告のデザイン料は無料です。原点は、何よりも地元で営業されているお仕事と地域の皆様との交流です。
 また広告とは別に、お仕事紹介や近況・イベントの記事なども紙面で随時募集していますのでご利用下さい。
 
 ■『三国の丘からの風』に関するお問い合わせは…
フジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで
堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790
Mail info@fujii-net.com  フジイ企画HP http://www.fujii-net.com



フジイ企画NEWS、『facebook』でもよろしく。

暑中お見舞い申し上げます
 暑いですね。7月は夏休みに向けての仕事のほか社内での色々な動きもあって、ちょっとご無沙汰しておりました。

 この6月から『私たちの仕事に対するスタンスの紹介とお客様にお役立ち情報を…』ということで読者のための「編集ミニ講座」をブログ経由で立ち上げましたが、皆様ご覧になっていかがでしたでしょうか? 
 
 
フジイ企画のコンテンツにご意見を
 この「ミニ講座」については実際のところ、この流れがいいのかどうか、まだまだ模索中です。その他のコンテンツづくりや運営の仕方にも工夫が必要かと思っています。今後は、実際にお困りのこと分かりやすくお応えできるようなコンテンツを目指して少しづつ改良していきたいと思いますので、読者の皆様のご意見をいただければ幸いです。
 
「中小企業経営者のためのフェイスブック活用講座」に参加してます
 このコンテンツについては、いつも参加している「中小企業経営者のためのフェイスブック活用講座」(7月30日)にて、報告する機会があり皆様のご意見をいただいております。参加者の皆さんはそれぞれ独自で工夫されて運営されていて、いつも大きな刺激を受けております。



この漫画どう読みますか!? タテヨコ文化再考 [編集ミニ講座](13)

 前回、[編集ミニ講座](5)でタテ組ヨコ組のお話をしました。今回はもうちょっと踏みこんで…。
上のイラスト、皆さんはどう読まれましたか?
 
①泣いている赤ちゃんにミルクをあげると元気になりました
②元気な赤ちゃんにミルクを飲ますと泣き出してしまいました
 
 横組みで紙面を作る場合、以上の写真を左から順に並べると、たとえキャプションが無くとも読者は縦組みが基本の日本人でも ①「泣いている赤ちゃんにミルクをあげると元気になりました」のように読み取るのではないでしょうか。
 
 日本語は基本が縦組みなので小説や新聞、雑誌などは「右開き(右へめくる)」(ノンブルは右→左)が基本です。一方日本語でもヨコ組みされた論文集や、理数系などの書籍は欧米と同様に「左開き」(ノンブル左→右)というお話をしましたね。
 欧米文化圏は横組み、左→右流しなので、当然普通に①のように読み取ります。
 
アラビア文化圏では…
 ところで同じヨコ組みであっても 右→左文化圏があります。たとえばアラビア文化圏の読者は逆に読みます。アラビア圏ではたとえ横組みだとしても右から読むという文法があるからです。戦前の日本と同じですね。(日本は縦組み右→左流しが基本なので、横組みの場合でもこれを当てはめた)…とどうなるかというと②「元気な赤ちゃんにミルクを飲ますと泣き出してしまいました」と読まれてしまいます。
 
 
ところが…この話を社長が聞いて、「それより日本の漫画ってどうよ」というお話になりました。
 日本の漫画本は、日本語の場合縦組みが基本なのですが、これを結構堅持したまま横に流したりしているよな。これって相当複雑なんとちゃう、というお話になりました。
 もともと縦一段見たら、左に行っ て縦一段と言うのが基準、縦組み右→左流し、つまり縦組み文化そのものなのですが、タテヨコ混在文化を習得している日本人ならではの発想で、構複雑な読み方をしていても違和感を感じずに読んでるって日本人ってすごいな、と感心してました。
 

お問い合わせ
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実践上のお悩みや課題を一緒に『編集ミニ講座』で解決(閑話休題)

 

写真=江戸浪人!?谷村柊丘ディレクター(中央右)による7月度第3回社内研修 (7/9) の様子

 
中お見舞い申し上げます。

 7月度は、毎年ながら夏休み前の学校関係の広報紙や団体の『暑中見舞(お盆)号』の発行が集中し、皆様には大変な「ご無沙汰」ということになってしまいました。6月後半からスタートした「編集ミニ編集講座&談話室」も発足早々でちょっと滞りぎみで…申し訳ありません。夏はこの小さな『イベント』が終わると「恐怖」の長期の夏休み!! 小さな事務所ではなかなかこの調節がうまくいかないのが悩みです。
 
『答え』より『質問づくりに力を入れてます
 6月からスタートした『編集ミニ講座』。広報紙(誌)編集を実践されている皆様の疑問、質問にお応えしようという趣旨で始めました。今までスタッフで担当を決めて回り持ちでやってきたのですが、スタッフが実際何をやっているかと言えば、実は、編集の教科書を持ってきて模範解答をつくっているのではなくて、ほとんど皆さんからでるであろう、また自分たちが常日頃持っている『疑問』『質問』自体をあぶりだす作業ばかりなのです。なんか不思議だと思われるかもしれませんが、的確な「質問項目」さえできあがったらほぼ作業は終盤。でもそれができなければ答えが作れないのです
 
『実践してるからこそ』分かる答えを皆様とともに
 皆様は、広報編集にまつわる教則本が書店に行けば沢山あるのをご存知ですよね。それらを見て理解して実行すればほぼ完璧な広報紙がつくられるはずですが、そんな簡単にいかないでしょう? 本当のことを言えば私たちも程度の差こそあれ、実は皆様と全く同じなのです。そうした疑問を「初めて担当する人って、これが一番わからないだろうね」とか、自分だって「本当は未だにわからんけど…」ということを自問自答しながらやっていく作業って、結構消耗することが分かりました。
 
具体的な疑問であるほど経験=答を作ります
 一つの疑問から一つの切り口が生まれる…みたいに結構大変だけど「経験したからわかる」というメソッドは皆様に伝わるだろうし、そういう切り口でお伝えしたいと思っています。そのためにはぜひ、皆様の具体的で切実な『疑問』をお聞かせいただければ幸いです。経験者だから語れる切り口を色々ご紹介したいと思っていますし、おそらくそれがこの講座の独自性ではないかと思っています。言い訳がましくなりますが少々ペースダウンするかもしれません。でも私たち自身にとってもいい勉強なので継続したいと思っています。お電話でもメールでも結構ですのでぜひ皆様のご質問をおよせください。
 

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『三国の丘からの風』第9号(2012年夏号)ができました!

 暑中お見舞い申しげます。

『三国の丘からの風』2012年夏号(第9号)がようやく完成しました。間もなく皆様のお宅にお届けします。

 創刊が2010年7月なので、ちょうどまる2年が経過したことになります。これまで1・4・7・10月号として3か月ごとに発行しておりますが、前回(第8号)からは春号・夏号として表記だけ改めました。「季節感がない」というご意見もあり、また皆様からの情報を多く扱えるように、春夏秋冬ということで発行時期に多少の柔軟性をもたせました。三国丘中学校区という本当に狭いエリアに限られた地域の交流紙なので、他のタウン誌にないより身近な情報の交流を…。

1面【特集】

榎「国民学校」の卒業生が65年経て初の同窓会
2面
○【街のサークル紹介】昨年 区から奨励賞を…「いろいろの公園をめざす会」
○【地域の先生方訪問】
○笹に願いを…なかよし保育園で七夕飾り
○店舗を無料開放 コンサートなどで地域交流「ルネッツタカラヤ」
3面 皆様のお仕事紹介【今日もこの街で・・・】
○優しく・丁寧に・ゆったりと/フェイシャルサロン『オアシス』
○「かかりつけ薬局」めざし…/『けやき薬局』
○分け合いながら味わって/『とんかつ 立花』
4面
○品質の良さを手にとって『大阪刑務所作業製品(CAPIC製品)常設展示場』
○【こちら三国ヶ丘の交番で~す!】
○【けやき通りフリーマーケットを開催のお知らせ
○【編集後記】 
 
『三国の丘からの風』2012年夏号(vol.9)は「けやき通りまちづくりの会」もしくはフジイ企画にあります。バックナンバーもありますので、いつでもご連絡くださいね。本紙はフリーペーパー(無料)です。
 
スポンサーシップのお願い この『三国の丘からの風』は地域の活性化と町づくりを目指して、三国が丘中学校区という非常に狭いエリアで配布されています。発行継続していくためには皆様のご意思とご協力が不可欠です。スポンサー(広告出稿)としてご協力いただける方がいらっしゃいましたら同時に募集しておりますので、よろしくお願いいたします。
 
『三国の丘からの風』に関するお問い合わせは
フジイ企画内「三国の丘からの風 制作部」まで
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活字の大きさの感覚をつかもう [編集ミニ講座](12)

 本文で使用される日本語の文字の大きさは? 

 日本語の本文用の文字の大きさは媒体の違い(新聞、雑誌、書籍)にもよりますが、11~14級(8~10ポイント)が主流です。…とお答えするのですが、そもそも、その大きさの感覚わかりますか?
 文字の大きさを示す単位は、現在はオフセット印刷(平版印刷)が主流なので、「級」「ポイント」などの単位が使われます。今皆さんが使っているDTPソフト(イラストレータやインデザインなど)では、このいずれかではないでしょうか。
 『インチ』か『センチ』の違いが
 この基本単位は度量衡の基礎が『インチ』か『センチ』かの違いで、1ポイント=1/72インチ。1級=0.25mm(1/4mm)となります。「ええっ、そんなん覚えられへん」ということですが、これは基本知識として知っておくだけでいいのです。ただ「級」については私たちがよく使うセンチが基本なので計算するなら、たとえば『10級の文字といえば0.25×10=2.5mmか』ぐらいは知っておいた方がいいでしょう。
 
 パソコン作業で退化!?した「大小」感覚
 それより大事なのが、この活字の大きさの感覚です。たとえば9ポイントの文字ってどのくらいの大きさか、感覚でつかめてますか? 最近の会報紙や機関紙で、本文文字が必要以上に大きすぎたり、逆に小さすぎて読みにくいものを多く見かけます。その主な理由は、パソコンの普及によるDTP(デスクトップ・パブリッシング)が原因だと考えられます。今の編集組版現場を見てみると、レイアウト全体や、写真の配置、文章校正などの全ての工程がデジタル化されています。その中での細かい作業はPCの特徴である「拡大縮小ツール」を使って作業されているせいで、実際の大きさが分からなくなっているのでは…と思われます。
 
 「割付用紙」を使って作業するのが大事
 私たち本業ですら、編集の基本である割付用紙によるレイアウトをせず、いきなりパソコンに向かうことが多くなっているので大きな反省材料です。この感覚を養うためには、編集・組版に際しての基本である紙の『割付用紙』に立ち戻り、実際の大きさの紙面を念頭に、読みやすい文字の大きさを決めていく作業が不可欠だと考えています。字の大きさは『級数表』などをたえず見て感覚的に覚えていきましょう。

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実際の紙面で見出しを変えてみる [編集ミニ講座](11)

  見出しは記事の内容を一目でわかるように見せるものです。そのため、一目みてどんな事が書いてあるのかを理解してもらわなければいけません。短すぎると情報が少なすぎて意味がわかりにくいし、長すぎると一読できないので読み飛ばされてしまうかもしれません。新聞の一般紙だと、記事の大きさにもよりますが、メインの見出し(主見出し)8字、袖見出しが10文字程度が基本になっています。ところで…。(ま)

 
実際の紙面を反省材料として見ると…
 写真左は、実際に当社で製作をした、まちづくりのためのコミュニティ紙のトップ記事の見出しです。実はこの見出し、小さい見出し(脇見出し)とメインの見出し(主見出し)を逆にすべきだった、と発行・配布後に検討会議で意見がでたものです。
 これは、小さいお子さんのいるお母さん達が、自主保育を始め、子どもたちへ出し物をしたのをきっかけに本格的な人形劇団を立ち上げ活動している、という記事でした。
 そこで見出し案として出たのが「きっかけはママ友同士の自主保育からスタート。本格的な人形劇団に…」というものでした。
 
視点を変えると見出しも変わる
 この紙面はお母さん達の活動を紹介する広報ではないので、「本格人形劇団(WHAT)」をやっているということより、「なぜ(WHY)」というところを大きく扱うほうが、より興味深く、目にとまりやすい見出しになったかもしれませんね。…ということで、同じ見出しで主見出し、袖見出しを入れ替えて作り直してみました。実際は発行してしまっていたので「あとの祭り」なのですが、見出しの表現方法についても検討会議でいつも議論しています。
 
★昨日郵便局に行ったら、涼しげな暑中ハガキが色々並んでいました。今年はどんなのにしようか、まだ決めかねています…。
 

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罫線(ケイセン)はどんな風に使えばいいの? [編集ミニ講座](10)

  新聞形式の特徴は、いろんな種類の記事を一つの紙面に掲載することができることですね。いわゆる報道記事、連載コラム、ルポ、小説など一つの紙面の中に種類の違った記事を同時に掲載できるのです。そのため、記事と記事の境目をどうするかということ、またいわゆるコラムとして一つにくくるなど、紙面全体をメリハリのあるものにする必要がでてきますね。

 そこで罫線(ケイセン)の登場ですが、罫線のおもな目的は、記事と記事を仕切ることです。たとえばコラム等の囲み記事(ハコモノ)の時、ハラキリ防止の仕切り罫、見出し直前の罫線など、用途によって選択肢が結構多いです。さらにデザイン的な側面もあって、実は、罫線の使い方では私たちも結構悩むことが多いです。
 
 
記事のアクセントになるような工夫も…
 一般的には、太い線や途切れない線などは関連の無い記事を強く分ける効果があり、反対に細い線や途切れた線などは軽く分る要領で使います。記事の内容によって、華やかな線とシンプルな線を使い分けるようにしましょう。
 中には太い模様のそれだけ見たら結構楽しいケイ線もありますが、いずれにしても、あまり太い罫線は記事を締め付けてしまいますので「記事の分類をわかりやすくする」という本来の目的を逸脱しないよう注意する必要があります。
 同じく罫線の種類で棚線(タナケイ)という段間を仕切る罫線もあります。これにはいくつかの決まりごとがあります。ちょっと説明がややこしいので、またの機会ということで…。
 

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編集作業の現場で、原稿入稿から編集の実作業を学ぶ

建設ひょうごの現場で学ぶ
 7月4日(水)、兵庫県土建一般設労働組合の機関紙「建設ひょうご」の編集作業に、今回は私が同行いたしました。
 先月の記事でもご紹介しましたように、お客様のところでの出張割付のお仕事です。現在フジイ企画では、入稿時からパソコン上で紙面を作ることが多く、こういった執筆から入稿処理作業ができる機会はあまりなかったので、とても良い経験になりました。
 私は、入社する前は、デジタル作業よりも割り付け用紙を使った編集作業の方が中心になると思っていたので、実際にその現場を体験することができて勉強になりました。
 紙面作りもデジタル化が進み、便利な面もありますが、長時間のパソコン作業は健康にも良くなく、分業がしにくいといった側面もあります。
 今回担当してくださった兵庫土建の平井さんともそういったお話をさせて頂き、まだまだ学ぶべき事はたくさんあると感じた一日でした。ありがとうございました!(な)
 
徹底したプロ意識をもって仕事を確立するために [厳しいご批判にこたえるために]
 兵庫県土建一般労働組合では2か月にわたってお邪魔して、ご迷惑をかけました。と同時に大変お世話になりました。また前回ブログに対する厳しいご指摘、ご批評ありがとうございます。
 現在の私たち印刷関連業者の、組版から降版までの製作ラインがいかにアマチュア化しているかという証左ですね。
 パソコンを使った組版が誰にでもできるようになったおかげで、プロとアマチュアの差が分かりづらくなってきた、というよりアマチュアのままでも仕事ができるという「感違い」ですよね。ミス、ロス管理を含めたプロとしての仕事の仕組み作り、明確な基準を理解することを目的に、今回2回にわたって同行させることになりました。実作業でお忙しい中、ご指導・ご協力ありがとうございました。(F)



紙面にメリハリをつける…責任重大な編集者の視点 [編集ミニ講座](9)

 
左右の紙面、同じ記事内容に見えますか?
  複数の写真や記事を同じ大きさで配置すると、もう皆さんご存じのように当然、アクセントのない「写真アルバム」のような紙面になっていまいますよね。そこで編集者は読者の視線を意識して、その時の記事・写真内容に価値判断を加えてて、紙面の中で伝えたいポイントを考えるのですが、その時、記事・写真に大小をつけてアクセントとメリハリを考えていきます。ところが…
 
写真の大小・見出しの付け方…編集者の視点と恣意性とは
 上の例は、同じ記事を使って同じ写真を同じ枚数使っていると仮定して紙面を組んだものです。写真の扱い方(大小)・見出しの付け方によって記事内容がどのように推察できますか? もちろん見出しの内容は記事に記述されていないことは書けない決まりになっています。編集者は記事に見出しをつけたり、写真の優劣をつけたり…という判断、結構恣意的にしていることが分かります。
 
編集者によって紙面がかわります
 私たちはメリハリをつけた見出し、レイアウトと簡単に言っていますが、様々な編集上のタブーと称されるものに支配されてるとはいえ、こう見ていくと編集者の意図はかなり重大ですね。いい紙面とは何?ということも考えた方がいいかも。
 これ、はじめに書き始めたことから言えばかなり脱線です。本当は紙面の作り方は様々で写真の扱い一つでも大きく変わる、ということを言いたかっただけです。
 
★昨日は日差しが強くて暑かったですね。これからの季節、熱中症に注意しなければ…!
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