実際の紙面で見出しを変えてみる [編集ミニ講座](11)

  見出しは記事の内容を一目でわかるように見せるものです。そのため、一目みてどんな事が書いてあるのかを理解してもらわなければいけません。短すぎると情報が少なすぎて意味がわかりにくいし、長すぎると一読できないので読み飛ばされてしまうかもしれません。新聞の一般紙だと、記事の大きさにもよりますが、メインの見出し(主見出し)8字、袖見出しが10文字程度が基本になっています。ところで…。(ま)

 
実際の紙面を反省材料として見ると…
 写真左は、実際に当社で製作をした、まちづくりのためのコミュニティ紙のトップ記事の見出しです。実はこの見出し、小さい見出し(脇見出し)とメインの見出し(主見出し)を逆にすべきだった、と発行・配布後に検討会議で意見がでたものです。
 これは、小さいお子さんのいるお母さん達が、自主保育を始め、子どもたちへ出し物をしたのをきっかけに本格的な人形劇団を立ち上げ活動している、という記事でした。
 そこで見出し案として出たのが「きっかけはママ友同士の自主保育からスタート。本格的な人形劇団に…」というものでした。
 
視点を変えると見出しも変わる
 この紙面はお母さん達の活動を紹介する広報ではないので、「本格人形劇団(WHAT)」をやっているということより、「なぜ(WHY)」というところを大きく扱うほうが、より興味深く、目にとまりやすい見出しになったかもしれませんね。…ということで、同じ見出しで主見出し、袖見出しを入れ替えて作り直してみました。実際は発行してしまっていたので「あとの祭り」なのですが、見出しの表現方法についても検討会議でいつも議論しています。
 
★昨日郵便局に行ったら、涼しげな暑中ハガキが色々並んでいました。今年はどんなのにしようか、まだ決めかねています…。
 

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