下に名称を入れるだけではアカン。少しの工夫で読者に親しみを…
昨年12月に富田林民商の三役会が開かれ、年明けの拡大宣伝についての討議のなかで、いつも新聞折り込みに入れている大商連から支給されているチラシについて意見が出ました。「大商連の版下の内容はいいが、この地域に即してない」「富田林民商のオリジナリティがない」などの意見がでました。調べてみると、今まで事務局長が大商連から支給された版下に富田林民商の所在地、地図、相談会の日程などを余白のスペースに張り込んでダイレクトに印刷屋に出していたのです。
事務局内で刷る分についてはともかく、お金をかけて印刷するには最も下手なやり方で、少しの労力と費用を最小限にして、変えられるということになりました。
私にとってこれは非常に簡単で、大商連の、内容が練られた版下と富田林の活動をミックスするだけでいいのです。今やデジタルの時代なので版下用のPDFデータを大商連から送信してもらい、データとして使いたい部分とオリジナルな部分と決めればいいだけです。オリジナル部分はデータでもらえれば、あとはレイアウト上の問題だけです。しなければならないことは内容の検討だけ。
印刷屋さんに出す場合、料金として通常版下製作代も含まれており、版下台紙に自分で切り張りしたところで製版代がなくなるわけではなく、編集内容を変えて、データ加工してデジタルダイレクト製版した方が安い場合があります(部数にもよりますが)。その分版下づくりに費用をかければいいのです。トータルすれば費用はあまりかわりません。広報宣伝物をつくるにはなんと言っても、ソフト(知らせる方法)が大事なのです。
変更した内容
今回は、富田林の雰囲気を出すために、富田林寺内町の重要文化材「杉山邸」の絵(フジイ企画著作)と毎月発行の富田林民商の手作り会報『こんごう』から好評だった『なんでも相談日記』を転載しました。印刷用紙を上質紙からコート紙に変更。印刷代は同じです。(左上は大商連の支給版下)今後は会報から会員の声などを掲載しようと考えています。
富田林民商の『なんでも相談』日記について
富田林民商では手作りの会紙『こんごう』を毎月発行しています。民商で行っている毎月のなんでも相談の内容を昨年から掲載しはじめたら、これが好評でした。内容が具体的で臨場感があって、民商の日々の活動と「におい」がよくわかるのです。商売に関心のない妻もここだけは読んでます。民商の活動を知らない一般の人に民商を知っていただくにはもってこいの材料だと思います。
【なんでも相談日記(抜粋)】
○労働者との労働協定(36条)の契約相手は工場長ではあかんのか。○従業員ケガして労災使ったら監督署から指導がきた。ドリル使うのに手袋するな言いよるねん。○20年5月出産予定やけど、富田林市助産給付制度、来年1月よりなくなるの。○府民共済は70才過ぎても入れるか。○味噌作るのに大豆作ってるとこ紹介して。○遺言状で金融機関から預金引き出せるか。○新車購入してすぐトラブル、エンジンをバラすと言ってる。交換してもらいたい。○遺言状の書き方を教えて。○娘が離婚し養育費を送って来ていたが途絶えだした。生活保護を受けられないか。○自治会でもちつきする。プロパン業者紹介して。