罫線(ケイセン)はどんな風に使えばいいの? [編集ミニ講座](10)

  新聞形式の特徴は、いろんな種類の記事を一つの紙面に掲載することができることですね。いわゆる報道記事、連載コラム、ルポ、小説など一つの紙面の中に種類の違った記事を同時に掲載できるのです。そのため、記事と記事の境目をどうするかということ、またいわゆるコラムとして一つにくくるなど、紙面全体をメリハリのあるものにする必要がでてきますね。

 そこで罫線(ケイセン)の登場ですが、罫線のおもな目的は、記事と記事を仕切ることです。たとえばコラム等の囲み記事(ハコモノ)の時、ハラキリ防止の仕切り罫、見出し直前の罫線など、用途によって選択肢が結構多いです。さらにデザイン的な側面もあって、実は、罫線の使い方では私たちも結構悩むことが多いです。
 
 
記事のアクセントになるような工夫も…
 一般的には、太い線や途切れない線などは関連の無い記事を強く分ける効果があり、反対に細い線や途切れた線などは軽く分る要領で使います。記事の内容によって、華やかな線とシンプルな線を使い分けるようにしましょう。
 中には太い模様のそれだけ見たら結構楽しいケイ線もありますが、いずれにしても、あまり太い罫線は記事を締め付けてしまいますので「記事の分類をわかりやすくする」という本来の目的を逸脱しないよう注意する必要があります。
 同じく罫線の種類で棚線(タナケイ)という段間を仕切る罫線もあります。これにはいくつかの決まりごとがあります。ちょっと説明がややこしいので、またの機会ということで…。
 

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