写真・文のバランス 紙面が見える設計図
〝割付用紙〟って弊社では、お客様との打ち合わせやレクチャーには、「編集のしおり」(工程や出稿の方法など記載)の他、お客様の広報紙に合った「割付用紙」をお渡ししています。割付用紙とは、紙面レイアウトを作成するために使う用紙です。言わば設計図ですね。皆様の紙面フォーマットにあわせて、段数など、実際の紙面通りのマス目が印刷されています。今回はこの割付用紙の活用について考えます。
紙面内容の見える化割付用紙の目的は、完成レイアウトを目に見える形にスケッチすることです。第一に字数、行数を計算して、紙面に割り振っていくこと、第二に写真の寸法や大きさ・形を確定すること。図表などのスペース確保、見出しの位置など。全体のバランスを考えた全体デザインを設計していく用紙になります。
ボリュームの把握を割付用紙を使う上で、一番大事なことは、記事の適切な文字数を割り出すことです。字数が多すぎないか、少なすぎないかを割付用紙で見ることができます。
ちなみに読みやすい紙面の割合は「文章記事:紙面全体の2分の1以内」「写真・図表・カット:4分の1」「見出し:4分の1」とされています。
例えば弊社社報『紙ブログNEWS』は「1ページあたり1行12文字×39行×6段」の紙面です。この場合、紙面全てを文字だけで埋めたら合計2808文字になり、その2分の1は1404文字。つまり1ページあたり1404文字以内の記事であれば、バランスよくレイアウトができるということです。
ただし、編集方針や記事の性質によってはこの限りでないので、あくまで目安です。
実際はここまで細かい計算をしなくても、まずはおおよその記事ボリュームを把握することから始めてみてください。
使い方はいろいろ割付用紙の実際の使い方は人それぞれです。①レイアウトデザイン、字数計算、写真寸法に至るまで「完全レイアウト」として書き込む本格タイプのほか、②仕上がりイメージをスケッチ風に書き込むタイプ、③写真、記事の点数と紙面の割り振りの希望を書かれているメモ・指示書タイプ。
お忙しい中で紙面づくりをされている方が多いと思いますが、慣れてくると結構楽しいかもしれませんので、もし余裕のある方は割付用紙に向かい合ってみてください。
(社報『紙ブログNEWS』2020年秋 第41号)




このところ猛烈な雨が降っていたかと思いきや次の日には30度を超える気温で非常に暑い日になったりと不安定な天候が続いていますね、まさに梅雨真っ只中といった季節ですね、みなさん体調管理は大丈夫でしょうか?この季節体調を崩しやすいのでくれぐれもお気を付けください。さてこんな中、6月24日、本年第5回目の紙ブログ広報セミナーを開催しました。
弊社の事務所の周辺では、夏になると「7」の付く日に夜店が並びます。先日、新聞セミナーを開催した5月27日にも、今年初めての夜店が出ていました。もっと夏にやっていたと思っていたのですが、考えてみればもう6月。2016年もあっという間に折り返しですね。当社の第4回紙ブログ新聞セミナーのご報告です。(な)
記事を書いた時にこれらのカテゴリーをどう扱うか…ということを考えてみました。まず出来事の記事を先に書いた後からどのカテゴリに属するかを考えることもあれば、すでに「コラム」としてコーナー化されているものもあります。コーナー化されているものの例としては、今書いているこの「新聞セミナー」報告もほぼ毎月です。これは「肌で感じる編集サロン」カテゴリに振り分けています。その他毎月の記事としては「早朝営業会議エピソード」というのもあります。
いよいよ新年度が始まりましたね。年度が替わるに応じて広報担当者が替わることも多く、出会いと別れを実感する季節でもあります。学校関係の仕事ですと、PTA広報委員さんは長くても数年で交替されることが多いので、少しずつ打ち解けてきた頃にお別れするのはやはり寂しいですね><
年度替わりで担当者(広報委員さん)が交代する時期になりましたね。この時期は、交代する担当の方は最後の仕事となり、また新しく担当される方は未経験の仕事となる方も多くいらっしゃいます。永年この仕事をしていて思うことは、同じ広報紙でも年度ごとに運営や紙面づくりに温度差(といったら語弊があるかもしれませんが…)があります。