紙面にメリハリをつける…責任重大な編集者の視点 [編集ミニ講座](9)

 
左右の紙面、同じ記事内容に見えますか?
  複数の写真や記事を同じ大きさで配置すると、もう皆さんご存じのように当然、アクセントのない「写真アルバム」のような紙面になっていまいますよね。そこで編集者は読者の視線を意識して、その時の記事・写真内容に価値判断を加えてて、紙面の中で伝えたいポイントを考えるのですが、その時、記事・写真に大小をつけてアクセントとメリハリを考えていきます。ところが…
 
写真の大小・見出しの付け方…編集者の視点と恣意性とは
 上の例は、同じ記事を使って同じ写真を同じ枚数使っていると仮定して紙面を組んだものです。写真の扱い方(大小)・見出しの付け方によって記事内容がどのように推察できますか? もちろん見出しの内容は記事に記述されていないことは書けない決まりになっています。編集者は記事に見出しをつけたり、写真の優劣をつけたり…という判断、結構恣意的にしていることが分かります。
 
編集者によって紙面がかわります
 私たちはメリハリをつけた見出し、レイアウトと簡単に言っていますが、様々な編集上のタブーと称されるものに支配されてるとはいえ、こう見ていくと編集者の意図はかなり重大ですね。いい紙面とは何?ということも考えた方がいいかも。
 これ、はじめに書き始めたことから言えばかなり脱線です。本当は紙面の作り方は様々で写真の扱い一つでも大きく変わる、ということを言いたかっただけです。
 
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