〝あおり〟に乗らない自分軸の確立

新・地球時代のコミュニケーション

社会の〝規範〟に従いますか
分の〝感性〟を信じますか
 コロナによる緊急事態宣言が断続的に発令されることによって、人々は多分に社会から分断されてきたように思います。
 この2年にもなろうとする長期〝謹慎状態?〟の中、先行き不安で落ち込んでる人が多い中、私の近辺には逆にこの状態を利用し〝ユルユル生活〟を楽しんでいる人も結構います。
 もともと、交流が少なく引きこもりがちな人もそうかもしれませんが、永らく流布され続けた規範や価値観から、意図的にドロップアウトしたような人にとって、如何なる情勢も、これからの生き方と行動のあり方を考えるチャンスでしかありません。
 この意図的ユルユル生活者は、その人が経済的に安定しているとかに関係なく、この世の中の茶番に気づき、いち早く自分軸を持ち始めた人だと感じています。
 私たちが、様々な課題を意欲的に解こうと自ら努力できるのは、それが創造の喜びに繋がることだけです。喜びは自然の愛の姿に基づきます。
 これに対して予め答えが分かっている(決められている)問題を与えようとするのはすべてプロパガンダで、最終的には必ず強制力が働きます。
 個人的問題であれ社会的課題であれ、予め問題を提供して、その答えを知ってる(決めている)権威やメディアから学ばせる関係構造を意図的に作り出すことが、この世の支配の巧妙なメカニズム。そのための手段が「恐怖」や「不安」です。
 学校教育から始まって、小さな仲間内の個人的な学習会や社会的には影響力の少ない井戸端クループにしてもほとんど同じメカニズムが働いていると以前にも述べました。
 理由は、パワーゲームこそがピラミッド社会の骨格だからです。ここを見抜かれて「そんなのカンケーネー」と自由な創造性を発揮されたら、支配者や支配者「脳」に洗脳された欺瞞小市民にとっての自己の存在意義が消滅します。ピラミッドの崩壊、これが彼らの究極の恐怖です。
 意図的か無意識かに関係なく、この心的操作こそが欺瞞(偽物の愛)で、このようなアプローチに乗っかると、どのような問題からも「覚醒」できません。
 一連のメディアの常套手段、「恐怖あおり」報道で、これまで維持できていた社会関係の一部が崩壊しているように見えますが、同時に鼻持ちならない義務的会合や学習会からも解放され、新しい社会関係としてリセットできる絶好の機会でもあります。
 ユルユルと自分の課題に取り組んでいる人に実際に聞いてみたら、主軸が〝正しさ〟より〝楽しさ〟。社会や他人の評価がどうあれ「自分大好き」と躊躇なく答えられる「感性力」です。
 「自分軸」の復権は本来人間に備わっている本質的「愛」=感性の究極カタチの解放だと思います。新時代のコミュニティはそうした自由の集合体で、〝マル〟の社会ですね。その胎動が今起こりつつあります。


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