縦組みと横組みの違いって?どっちがいいの。 [編集ミニ講座](5)

 公文書でもヨコ組みですが…
 最近、広報紙・会報などでも横組みの紙面が増えてきました。それは、主に最近のパソコン・ワープロ打ちが主流になってきたからでしょうか?
 学校の教科書では国語は縦組み、理科・数学は数式が多いため横組みですが、社会科関係も横組みですね。裁判所の判決文も昔は縦組みでしたが、あるときから横組みに変わったので、今や公式文書は横組みが主流といえます。
 
タテヨコ両刀遣いは日本新聞固有の文化!?
 でも、もともと日本語は縦組みが基本なので、新聞などは縦で組んでいくのが普通と考えられます。どちらが正しいというわけではないでしょうが、日本語新聞は、縦組みは縦見出しと横見出しのどちらも使えるので、その分レイアウトの自由度が高くなります。「右上から左下への斜め読みを基本に組む」という日本新聞のスタイルは、縦横の自由度が大きい日本語新聞特有の文化だと考えています。その分レイアウトが複雑になり、割付記者の専門度は高くなるのですが、私たちはそれに固執していきます。そんななかでも数字が多いときはその分だけ横組みにしたり囲み記事の中身を横組みにすることによって、紙面にメリハリを付けることもできますね。
 
★最近は天気が不安定ですね。レインブーツを買おうか買うまいか悩んでいる内に梅雨明けしそうです…。

お問い合わせ
堺市堺区柳之町東1-1-7 A203  Tel072-227-2790
Mail info@fujii-net.com  フジイ企画HP http://www.fujii-net.com
ご意見・ご質問・ご要望は上記かHPのメールフォームにて受け付けています



コメントを残す

CAPTCHA