おそうじのプロ「ケアマスター通信」を創刊

 株式会社ケアマスター。ハウスクリーニングや建築美装全般を扱っている会社です。社長の上田稔さんはお客様ゼロ件からスタートして創業7年目という36歳の若手社長です。今回は顧客向けに「ケアマスター通信」を創刊されるということで、そのお手伝いをさせていただきました。

  企画内容はバッチリ
 普通は、色々お話しをお聞きして煮詰めてからラフスケッチを出して…という工程なのですが、簡単なラフスケッチを持ってこられて、「この方針でいきたいのですが…、ただプロの意見もおききしたいのです」と仰る。  ラフ案を見て、『会社と社員を売る』という広報誌としての発行目的もハッキリしておられて、配布ターゲットも把握していました。また構成内容では『顧客の参加』を含めた広報物の双方向性という機能も十分理解した上で来られていることに驚きました。反射的に「なにもいうことおまへんわ。これでいきましょう」となりました。 紙面企画についてはバッチリでしたね。納期の問題と製作段階で部分的なコンセプト作りやページ割などは考えましたが、ほとんど上田さんの持ち込まれた記事通りです。その意味では納期はきつくても大変楽な仕事をさせていただきました。

商品ではなく会社・人を売ること
 普通、広報誌(社報)は、単なる宣伝物とは違って商品を直接売るものではありません。ここでの売りは会社自体であって、社風と『人』をどれだけ読み手に伝えることができるかということに尽きます。そのための方法論はいろいろ考えられますが、「会社を売る」ためには何と言っても発行側の経営に対する理念と指針がもろに核となるので、社長の方針が相当に影響します。 効果のある広報ツールを創るにはその方向性が最も大事なのです。この意味で、上田社長はサービス業の原点にしっかり立っておられて、さすが「コネなし、顧客ゼロ」から築いてこられた創業社長だなと感心しました。
 久しぶりに楽しい仕事をさせて頂きました。これからの工夫が楽しみです。

㈱ケアマスターのホームページ



2 comments to this article

  1. ケアマスター 上田

    on 2009年11月6日 at 00:18 - 返信

    藤井さん!ブログにまで載せていただいてありがとうございました。「ケアマスター通信」をお客様全件にお送りしましたよ。早速年末のお掃除のご予約も2・3件かかってきました。それより一番ビックリしてるのが、最近ご無沙汰ぎみの業者さんからゾクゾク電話かかってきますわ!「すごいなぁ」とか「ようできてる」とかいろいろお褒めのお言葉を頂きます。こんなコミュニケーションツールも必要ですね!
    本当にありがとうございました。1月号もお願いしますね!

  2. KAN

    on 2009年11月6日 at 10:06 - 返信

    作る側としては嬉しい限りです。これは上田さんの目指す方向にブレがないからですよ。
     ただ、号を重ねるごとに目に見える反応率が下がってきます。バロメーターがないというのがフリーペーパーの宿命ですね。レスポンスに対する仕掛けづくりが必要かもしれませんね。また、打ち合わせしましょう。

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