平成28年度インターンシップ報告会&産学交流会

インターンシップのあり方を産学双方で考える

1102blog%e7%94%a3%e5%ad%a6%e4%ba%a4%e6%b5%81%e4%bc%9aフジイ企画では、本年度も8月29日から9月9日までの2週間、インターンシップ実習を行いました。そして実習を終えた先日11月2日、主催者である「堺・南大阪地域インターンシップ推進協議会」による報告会&産学交流会が行われました。(な)

初参加でしたが近い距離で意見交換ができました
参加者は主催者をはじめ私達のような受け入れ企業と大学側の担当者で、それぞれの立場で話会い、交流しようという趣旨です。会場へ入るとそれぞれ企業・学校からの参加者が均等になるように班分けがされており、私は初めての参加でしたが、近い距離で意見交換ができました。

インターンシップで大変なのは実習よりプログラムづくり
インターンシップで一番大変なのは、実習が始まってからでなく、始まる前のプログラムづくり。私達は小さな会社なので大変なのですが、これはどの企業様であっても苦労されているようす。「飛び込み営業でもやらせていいのか」「実習生が複数人の場合、別々の仕事をさせてもいいのか」「実習終了後、実習生の本音をフィードバックしてほしい。」などなど。これらを直接大学側へ伝えることができるのがこの報告会の良い所。

学生には全ての仕事の意味を気付いてほしい
一つ気になった話題は「実習生に単純作業をやらせること」について。大学側から「実習内容に不満だった実習生の事例」として、「毎日簡単な単純作業ばかりで、少しでも指導をしてあげてほしかった」というお話。それについて他の企業様から「専門的なスキルが必要とされる現場では実習生にできることは少なく、単純作業を任せざるを得ない状況もある。だけど、そのこと以上に全ての仕事に意味があり、実習生にはそれに気づいて欲しい。」という意見が出ました。

日々の仕事で大事なのは細々とした単純作業
これまでプログラムを作成するときには「少しでも普段できない体験をさせてあげる」という気持ちで企画をたてます。ですが私たちの実際の業務は圧倒的に「(いわゆる)細々した単純作業」の方が多いです。例えば書類をまとめる・机の拭き掃除をする・パソコン入力をする…など、これらは直接利益を生み出す業務ではないため、社内では出来る限り効率よくこなすことが求められます。これらは全てなくてはならない業務なんですよね。

どんな作業であっても任せてみるのがいいかも
当社では、〝打ち合わせ〟や〝伝言〟の仕方ひとつをとっても、様々なルールを作っていて、「実際の企画・制作業務」以上に注意を払っています。交流会でこれらのお話を聞いてみて、仕事を体験してもらうという意味では、どんな作業であっても任せてみるのが本人にとっていい経験になるのかな?と、プログラムづくりについて少しだけ意識が変わりました。

そのほか、学校への求人募集について大学の就職課の方からお話を伺えたりと、弊社にとっても収穫のあったイベントとなりました。皆様、貴重なお話をありがとうございました。



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