『題字』は『大事』、安易に変えないでね、[編集サロン17]

 

  広報紙・機関紙を作るとき、「○○通信」や「○○だより」など、名前(タイトル)をつけますね。その名前とロゴデザインをセットで私たちは『題字』と言っています。

 私たちが発行する広報紙のネーミングが決まったら、紙面のイメージに合った『題字』のデザインを考えていくのですが、『題字』は一度作ったら基本的には変更しないというのを前提にして考えていきます。
 
 皆さんの広報紙の『顔』に磨きを
 広報紙というのはテーマに沿った定期発行が原則ですので、『題字』は今後その広報紙の『顔』となります。そのため、紙面そのものを覚えてもらえるまでは、紙面の規格(サイズ)、題字の文字デザイン(タテ/ヨコ、大/小を含めて)変更しないのが原則です。
 そのため『題字』に関しては最初の紙面企画と同様に、セットで考えていくべきで、これから構成するであろう、いろんな状況を考えながら、納得いくまで何度も時間をかけて検討したいところです。
 
 安易なイメチェンは『信用力』低下?
 よく色々な広報を見ていると、ネーミングこそ変えていなのだけど、題字のタテ・ヨコの変更や、使う書体など、その時々紙面の都合で結構安易に変えられているケースが目立ちますが、これはあまりおすすめできません。題字の安易な変更は、発行趣旨のブレや方向性の変更と捉えられやすく、極端な話では「読者離れ」につながってきます。
 

 タイトルロゴもブランドになれば読めなくてもいいの…!?

 ところで話は変わりますが、書店に並んでいる雑誌、特に女性のファッション誌では『タイトル文字(題字)』の上にモデルさんなどの頭がかぶっていることが普通になっていますね。中には4分の1しか見えていなくて、もうほとんど読めない!っていう場合も多いです。これってどうなんでしょうか?
 
「週刊フ○画」はどうなの!?
 表紙(銘柄?)を選んで買う人が多いから、ブランドに相当な自信を持っていて、中身勝負ということでしょうか…? でも、欲しい雑誌が決まっていても、結構探しづらい~!
 これ、たとえば「週刊フジイ企画」(写真のイラスト)だったらタイトルを読んでもらえるでしょうか…ね?(ま)



コメントを残す

CAPTCHA