『社報』発行で見えてくる会社の進むべき方向【第8回紙ブログ広報セミナー】

  急に冷え込んできましたね。うちの事務所も最近まで暖房を付けずに頑張って(?)いましたが、風邪をひいては元も子もないので暖房をON…皆さんも寒さにはお気を付け下さいね!

 さて、そんな中、今年最後のセミナーを、11月22日(金)の18時から開催いたしました。テーマは「営業マンいらずの説得法」でしたが、前回と今回はそのエッセンスを含めた『紙ブログセミナー』のこの1年の総まとめのセミナーになりました。
 
『社報』の原点をもう一度考える━今年のセミナー全体を通じて
 今回のセミナーは社報づくりの原点として「なぜ広報紙が必要なのか」「なぜ発行した方がいいのか」を、皆さんと一緒に考えるところからスタートしました。続いて「自社の本当に伝えたいこと」「お客様が自社の何に満足している?」かを順番に、それぞれの立場で振り返っていただきました。時間が短かったので、深く掘り下げることはできませんでしたが、この問いが今後発行する(継続する)ことの基盤になっていきます。
 
社報発行から生まれる『鏡』の役割
 「営業マンいらずの説得法」という今回のテーマを考える場合も、わが社の『人、モノ、スキル』は何か…を考える起点がまず必要ですね。「社報づくり」は結構そのことが問われてきます。今まで手作りで発行されている方でも「手間のかかる割にはあまり効果を発揮しなかった」「途中で書くことがなくなってしまった」などの声をよく聞きます。まずその発行の原点を「問いかけ」の手法でクリアに整理することです。そうすると自分を見る「鏡」のようなものができてきます。それが終わればコンテンツ作りは簡単にできるし、楽しくなっていきます。今回は初めにその「問い」に答える形式をとりました。
 
社報を発行することで自社の文化と方向性が見える
 「社報は企業風土、企業文化を表現する」と簡単に言っているのですが、それを捉えるためには、実は意識して見つめ直さなければ分からないのです。自社の商品・サービスは分かっているが「それがお客様にとってどうなの?」という視点が必要になるということですね。今まであまり考えたことのないという方もいらっしゃるかもしれませんが「社報を発行」「今後も継続して発行する」ことのなかで、そうした視点(鏡)が徐々に身についてくるのです。ある意味で会社の「経営理念」「経営指針」を構築するプロセスとちょっと似ていますね、しかも継続する中で自然に方向性が出てきます。これが一つのメリットでしょうか?
 
テーマとして扱ったエッセンスは『社報発行』の『成果』です。
 この『小さな会社の紙ブログ広報セミナー』は今年(2013年)4月にスタートし、今回で7回(1回休講)のセミナーを開催しました。これまで【社員間の意思疎通とやる気UP】【お客様に自社を宣伝してもらおう】【価格勝負をしない営業法】【営業マンいらずの説得法】という、大まかに4つにの切り口(機能)を2回に分けて皆さんと研究してまいりましたが、これらはテーマというより、社報発行することで導き出された(あ


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