映画『いのちの山河』(日本の青空Ⅱ)が富田林で9月12日上映


あきらめから自信と誇りの明るい笑顔へ
‘行脚と対話’でいのちを守った深沢晟雄のドラマ

 長く無医村であった岩手県の山あいの沢内村。老人と乳児の医療費無料化で全国の先駆け的存在になる。この“生命行政”を実現するため‘行脚と対話’でいのちを守った深沢晟雄(まさお)村長と村民たちとの奮闘の日々を描いたドラマ『いのちの山河(日本の青空Ⅱ)』が2010年9月12日に富田林市(公会堂)で上映されます。

日時 2010年9月12日(日)
上映時間 ①10:00 ②13:00 (字幕あり) ③15:30 ④18:00
会場 富田林市立公会堂(市役所の駐車場をご利用下さい)

料金  前売り 60歳以上・障害者・中・高校生1000円、一般1200円
      当日1500円 小学生以下無料です。
主催  映画「いのちの山河」を富田林で観る会実行委員会
    連絡先(チケット問合せ先):富田林社会保障推進協議会担当:谷口・北川
 TEL0721(25)5649  FAX0721(26)7551
後援  富田林市・教育委員会・社会福祉協議会 

●チラシより●
生命あふれる独立国 沢内村

―乳幼児死亡率ゼロ、老人医療費無料化した先進国―
富田林医師会会長 森口 英世
 
 「富田林を独立国に。」と挨拶したのは3年前の休日診療所研修会の席でした。あまりにも無責任な国の医療政策に愛想をつかしたために、思わず出てしまった冗談半分の言葉でした。しかし、冗談ではなく、本当に実現したとてつもない男がいました。沢内村村長 深沢晟雄(まさお)です。雪深い奥羽山脈の山裾にあり、死んでからしか医者にかかれない最貧の村、岩手県沢内村。豪雪と貧困のため死亡率の高かったこの村は、「民主主義の基本は人命尊重」とする晟雄の理念と熱情に導かれて変貌していきます。
 1960年晟雄は65歳以上の老人医療費を無料としました。「国民健康保険法に違反していて認められない」と国は横槍をいれます。「法律違反かもしれないが、最も重要な憲法には違反していない。国がやらないから村が代わってやるのだ。最高裁まで争う。」と高らかに国との決別を宣言しました。乳児も無料化し、乳児死亡年間ゼロを日本で最初に達成しました。
 「国はあとからついてくる。」晟雄の残した言葉です。一時ついてゆくふりをした国ですが、今はUターンしたままです。このような時にこそ感銘深い沢内村物語は、明日への明るい指標となります。また民主主義の何たるかを世界に発信するべき時でしょう。



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